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インストラクター養成講座第2期生 修了制作のバッグ完成!

2017.03.06

カテゴリ:インストラクター養成講座

2016年12月と2017年1月の計4日間の授業で制作した第2期インストラクター養成講座の修了制作作品が、バッグに仕立て上がり完成しました!

修了制作は模様などのデザインも用いる技法も自由なので、受講生ひとりひとりの個性が溢れた作品となりました。

バッグに仕立て上がった作品を、お一人ずつ紹介していきます。

 

まずこちらはMさんの作品。

 

表と裏で全然違うデザインになっています。

ベースの布はすべてビワで染めていて、赤い部分はミョウバン媒染、その他のこげちゃ色の部分は鉄媒染で染めています。深みのある赤色の斜めの切り替えがとてもおしゃれなアクセントになっています。

修了制作で全員が使用する布は、表がスエードの様に起毛していて裏面はつるっとしているという珍しい麻生地です。表面と裏面で発色や表情が異なる面白い布なので、Mさんはその特徴を生かして底の部分や斜めに切り替えを入れるデザインにされました。刺繍やフェルティング、着抜技法で入れた模様も、Mさんらしく可愛らしい仕上がりです。

 

つづいてこちらはTさんの作品です。

 

花と果実がいっぱいの「花園」のようなバッグにしたい、そんな想いでこの修了制作に取り組まれたTさん。

ベースの布を染めるのに使った植物は栗のいがです。黒い部分は鉄媒染、底のベージュ色は銅媒染で染めています。栗のいがで無地に染めた後、着抜技法で模様を描き、最後に刺繍やフェルティングを施して彩り豊かな仕上がりとなりました。

この作品で染めに使っている植物は、栗のいがの他に、ウメノキゴケや茜、キバナコスモス、藍、桜、クチナシなどなど多種類。たくさんの植物を使って彩り豊かな、まさに「花園」が完成しました。

 

続いての作品はNさんです。

 

Nさんは、同じ図案を異なる技法で表現したデザインです。

表面は板締め絞りの技法で丸い模様が残るように染め、その丸い模様の中をビワと栗のいがでピンクから淡い黄色のグラデーションに染めています。技術のいる染め方ですが、きれいなグラデーションに染まっていますね!両サイドのラインは、茜などで草木染したウール糸で刺繍をしています。

裏面は同じ図案を縫い絞りの技法で染めています。

陰と陽を表しているような、夜空のお月様のようにも見えて、シックな雰囲気の作品となりました。

 

こちらはKさんの作品です。

 

Kさんの作品は、シンプルかつ画面をいっぱいに使ったダイナミックな仕上がりとなりました。

でも染めの段階では、とっても緻密な作業の積み重ねでした。この写真では分かりにくいのですが、中心の小さい四角から一番外側の大きな四角の模様まで、10回近く染液の濃度や媒染剤を変えながら板締め絞りの技法で染め重ねをしているのです。

初めにデザイン案を発表してもらった時はイメージ通りに染められるか少し心配でしたが、大きな失敗なく両面を染め上げることができました。

最後にフェルティング技法でウール糸と原毛を施し、よりダイナミックで奥行きのある作品になりました。

 

こちらはOさんの作品です。

 

修了制作の授業が終わった数日後に、モロッコ旅行に行くことになっていたOさん。モロッコのガイドブックを見てイメージを膨らませながら作業を進められていたのですが、モロッコの風景を切り取ったかのような作品に仕上がりました。

バッグの表面にはアラブをイメージするような文様と砂漠を歩く3頭のラクダ、裏面には蜘蛛の巣に落ちる葉っぱと2匹の小さなてんとう虫がいます。

ご自身は表現したいことをどのように一つの作品にまとめるか悩みながら制作されていたのですが、とてもOさんらしい世界観が表現された面白い作品になったと思います。

 

こちらはWさんの作品です。

 

不遇な生い立ちでありながら気品漂う作品を生み出した「ココシャネル」をテーマに制作されました。

栗のいがの鉄媒染で黒く染めた布に、全体に着抜技法で市松のダイヤ柄を描き、その上からシャネルのアイコンであるNo.5の香水瓶やキルティングバッグ、カメリアなどのモチーフを施しています。

刺繍とフェルティングで施したそれぞれのモチーフの表現力が、本当に素晴らしい!

Wさんは草木染の従来の「和」のイメージではなく、鮮やかでポップなイメージの表現をしたい、とおっしゃっていました。まさに一般的な草木染のイメージにはない、Wさんの想いと個性が発揮された作品となりました。

 

最後に紹介する作品はHさんです。

 

こちらも、本当にHさんらしさいっぱいの作品に仕上がりました。

ベースの布は、ビワと栗のいがでピンク色、ベージュ、茶色に染め分け、その上から伝統文様である分銅繋ぎを着抜技法で描いています。その上からご自宅にあるというサクランボの木や分銅を、さまざまな草木染の糸で刺繍されました。

Hさんはいつも、思い入れのあるものや思い出を作品に込めて制作されます。そんなお人柄がにじみ出ているところが、Hさんの作品の素晴らしいところだと思います。

 

実はあともう1人Aさんの作品があるのですが、作品の提出が少し遅れちょうど今バッグの仕立てに出しているところなので、ご紹介できませんでした。でも2期生で唯一の男性Aさんの作品も、きっとAさんらしい良い作品に仕上がることだろうと、完成を楽しみにしています。

 

2期生の修了制作は、3/31(金)~4/6(木)にアカデミーで開催する「草木染教室作品展」で展示いたします。

ぜひ多くの方に2期生の集大成をご覧頂きたいと思います。

(「草木染教室作品展」の詳細は、近日中にホームページでご案内いたします)

 

 

※「2017年度 第3期インストラクター養成講座」 お申込み締め切りは3月15日(水)です

 詳細はこちらから→http://kyoto-nonohana.jp/lp/

 

 

インストラクター養成講座 講師

松本陽菜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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