インストラクター養成講座7月の2日目は、オリーブを使って染めました。
自宅の庭で大きく育っていたオリーブの枝や葉っぱを使ったのですが、ちょうど緑色の小ぶりな実が付き始めている頃でした。
みんなで輪になってオリーブの枝や葉っぱを刻んでいきます。
オリーブの葉っぱは、細長い形に表の緑と裏面の白い色のコントラストが素敵ですよね。
刻んでぐつぐつ煮ていると、お茶のような煮物のような?香りがしてきました。
受講生の一人は「なんか焼き芋っぽくない?」と。
たしかにちょっと焼き芋の匂いに似てるような気も・・・。
出来上がった染液は、きれいな黄色!
この日染めるのは、板締め絞りの大判麻ストールと、縫い絞りのTシャツです。
板締め絞りのストールは、きれいに折りたたんでから四角い板で挟み、染めていきます。
板で挟んだところがきれいに四角い模様になりました。
鉄媒染をしたカーキ色とミョウバン媒染の黄色の色合わせがいい感じですね!
Tシャツは各自デザインを考え、下描きに沿っていろいろな縫い絞りの技法で縫っていきます。
縫う作業は、2時間以上かけてみなさん頑張りました!
縫い上がったTシャツを染め、ひとつずつ糸をほどいていくワクワクドキドキの瞬間・・・
「ちゃんとできてるかなぁ」と少し心配していた部分も、きれいな模様になっていました。
きれいな丸に鮮やかな黄色の模様!
菱形を並べた模様もきれいに染まりました。
みなさんそれぞれ違ったTシャツが完成し、「頑張って縫って良かった~」と満足顔。
思っていた以上に鮮やかな黄色やカーキ色に染まり、自宅のオリーブも活躍できて良かったです。
6月と7月で計4日間の日程の初級コースは、これで修了です。
4日間で8作品をつくるというカリキュラムで少しハードだったかなと思いましたが、「初級だけでもすごい濃密だったね~」「勉強してるって感じ!」と、みなさん初めよりいっそう意欲が湧いていらっしゃるようで嬉しかったです。
来月からは、草木染の応用的な技法を学んでいく中級コースが始まります。
中級コースもみんなで楽しくがんばりましょう~!
インストラクター養成講座
講師 松本陽菜