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紫根で草木染め(冠位十二階の紫?)

2015.03.03

カテゴリ:草木染のこと

こんにちは。

フリースタイル講座講師の松本拓美です。

 

紫根(しこん)はちょっと普通の草木染めとは違って珍しい油性染料です。

紫の色素が水には溶けない+熱に弱いので、煮出すことはできません。

アルコールにはよく溶けるということでアルコールで抽出して染めてみました。

 

用意するのは染料店で購入した紫根、消毒用エタノール、染めるもの。

紫根は本当は育てられたらいいんですけどね。

紫根で草木染めするための準備。アルコールなど

紫根の見た目はちょっと紫色の炭のようです。

草木染めの染料ムラサキの根っこ=紫根(しこん)

細かく砕いてアルコールにつけること1晩。

そうして抽出した染液に染めるものを入れてみると、

 

紫色に染まりました。(褐色なのもあるけれど・・・これは繊維や下処理の違いで、かなり違いますね)

紫根で草木染めしたシルク布、麻布

さらに普通の草木染めと違うのは酸性の液とアルカリ性の液につけると色が変わること。

リトマス試験紙みたい。(左:酸性は赤紫、右:アルカリ性は青紫に変化)

紫根で草木染め。酸性とアルカリ性で色が変化

 

そのあと媒染剤と言う草木染独特の方法を使って、様々な色が引き出されました。

 

染め方が難しく、色もはかないので昔から高貴な色として珍重されていたのかもしれません。

冠位十二階の最上位の色は紫根で染めた紫だったのではないかと言われています。


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