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ののはなスタッフのブログです。

草木染め体験をしてみませんか?

2017.07.19

カテゴリ:草木染のこと

はじめまして、ののはな草木染アカデミー代表の松本 つぎ代と申します。

京都府・井手町で草木染め教室を始めて、約30年。

これまで草木染め教室・草木染め体験あわせて、のべ10,000人以上に草木染めを教えてまいりました。

 

実際に草木染め体験(大判シルクストール1枚を染めて持ち帰れます)をされた皆様より、うれしい感想を多数いただいております。

草木染めをした黄色いシルクストール

「(8年前に)体験で初めて染めたストールがお気に入りで、ずっと使ってます。」

「予想外の色が出て、驚きました。」

「童心にかえって楽しみました。」

「草をきざむところからできて、面白かった。」

「自分でデザインを考えて、オリジナルが出来るのが嬉しい。」

タマネギでシルクストールを染める

草木染めを体験するのは初めての方がほとんどです。

当アカデミーの草木染め体験は、デザインを考えるのも含めて2時間以内で完成し、全くの初心者や小学生でも楽しんでもらえます。

 

草花が好きな方、もともと草木染めに興味のある方はもちろん、これまで全く興味のなかった方でも体験を通して新たな発見をし、満足気な表情で帰られます。

自分で染めたストールをプレゼントしたい方にも大変好評で、家族へのプレゼントにしたいと草木染め体験に来られた方もいらっしゃいました。

 

あなたも一度、草木染め体験をしてみませんか?

 

草木染めについて、当アカデミーでの草木染め体験について、以下にまとめております。

是非ご一読いただき、ご興味を持っていただければ幸いです。

 

 

草木染めとは

草木染めのバッグ

「草木染め」って、そもそも何?

草木染め(草木染とも)とは、草木を煮出してつくった染液に、綿や絹(シルク)、羊毛(ウール)などの天然素材の糸や布、ストールなどの材料を入れて染めることをいいます。

一部の草木では、藍染や紅花染めのように煮出さずに染めるものもあります。

天然染料というくくりで貝紫やイカ墨などの動物性染料、べんがらなどの鉱物染料を含めて草木染めとしているところもあります。

(美容院で植物原料のヘナや藍を使って髪を染めることなどを草木染めと言っていることもありますが、ここでは糸やファブリック素材に染めることのみを草木染めとして扱います)

 

草木染めの歴史

染色文化の歴史は古く、原始的な手法での染色は中国では紀元前3000年頃、ヨーロッパやインドでは紀元前2500年頃から行われていたことが分かっています。

日本では、縄文時代(紀元前1400年頃)から植物や貝紫などで染色が行われてきたとされています。

 

飛鳥時代(592年~710年)になると中国や朝鮮の染色技術が入ってくるようになり、この頃から日本の染色は急激に発達しました。

冠位十二階によって服の色が位づけされるようにもなり、奈良時代(710年~794年)には原色のようなはっきりした色彩を追い求めるようになりました。

正倉院宝物などを見ても植物による高度な染色技術がすでに確立されていたことが分かります。

 

明治時代(1868年~1912年)になって化学染料が輸入されるようになると、染色の世界は大きな変革を迎えます。

明治30年頃には植物染料のほとんどが化学染料に代わり、植物染料による染色は途絶えてしまいました。

その後、第一次世界大戦(1914年~1918年)によって化学染料の輸入が途絶えたことをきっかけに、古来の植物染料による染色の研究が再開されます。

 

昭和初期(1926年~)から盛んになった民芸運動の高まりとともに、日本各地で植物染料による染色と紬織が行われるようになりました。

 

「草木染」という言葉は、昭和5年(1930年)に作家で染織家の山崎 斌(やまざきあきら)氏が化学染料による染色と区別するために命名しました。

草木染めは、人間国宝である志村 ふくみ氏の活躍などにより日本の伝統工芸としてその価値が評価され、現在まで続いています。

 

また近年では、自然や手仕事のものづくりに興味を持つ方が増え、幅広い世代で草木染めへの関心が高まっています

 

草木染めの「旬」

染料となる植物には、採集する季節によって染まる色が変わるものがあります。

 

例えばでは、1~3月頃に赤味が強くなり、さくら色やベージュがかったピンク色を染めることができます。

初夏の葉っぱが茂る頃には黄味が強くなり、オレンジ~茶色系が染まります。

桜でシルクストールを草木染め

草でも、例えばメリケンカルカヤは、葉と茎が緑色をしている夏には黄緑に近いような若々しい黄色が染まり、葉と茎が赤茶色になる秋から冬に採集して染めると赤味が出て黄金色に染まります。

 

季節ごとにいろいろな植物で染めてみると、植物が季節の移り変わりの中で日々変化していることを感じられます。

染料となる植物にも、野菜や果物と同じように美しい色に染まる「旬」があるのです。

 

◎草木染めに適した、草木の旬の一例

春:桜、カラスノエンドウ、タンポポ、ヒメジョオンなど

夏:ヨモギ、ドクダミ、フェンネル、藤、藍、赤じそ、ミント、花オクラ、高野槇など

秋:メリケンカルカヤ、栗、ドングリ、キバナコスモス、セイタカアワダチソウなど

冬:梅、蝋梅、カリン、ヤシャブシなど

通年:月桂樹、タマネギ、茜、ログウッド、蘇芳、ウメノキゴケなど

 

※上記の季節にしか染められないということではありません。土地の気候などによっても旬の季節は異なります。

 

草木染めのメリット・デメリット

◎草木染めのメリット

・化学染料にはない深みのある色合いが出せる(※)

・空き地の草木や庭木、プランターの植物、野菜など身近な植物を使ってできる

・ものづくりをする経験だけでなく、様々な植物の特徴や生態、意外な一面を知ることができる

・やり方がわかれば、台所や家庭にある道具を使って、安全にできる

・色が褪せてきても、同じ草木や違う草木も煮出して染め重ねられる

 

(※)
化学染料の色素は細かく均一なので、光の反射が均一で平面的に見えるのに対し、植物から抽出した色は、さまざまな色、形、大きさの色素が含まれているため光がさまざまに反射します。光の角度によって色合いが違って見えたり、化学染料では出せない深みを感じたりするのです。

 

◎草木染めのデメリット

・一般に化学染料にくらべて、日光や摩擦に弱い(堅牢度が低い)といわれている。

日光に当てても褪せにくい染料も多くある。また、褪せてきたら染め重ねられる

・同じ植物を使っても、季節などの諸条件により同じ色を染まらないことがある(再現性が低い)。

→採集した季節、草木の鮮度、採集した場所、染める素材によって変化する楽しみが草木染めの醍醐味の一つ

 

 

草木染め体験について

草木染め体験のワンシーン

ののはな草木染アカデミーの草木染め体験

当アカデミーの草木染め体験では、大判シルクストール1枚を染めて、お持ち帰りいただきます

およそ170cm×50cmで、首に巻いて使えるのはもちろんのこと、肩から羽織ることもできるくらいの大きさです。

 

ストールは光沢があるもの、ナチュラルなテイストのもの、ラメ入り、房付きなど、いくつかの種類の中からお選びいただけます

 

グラデーションに染めたり絞り技法を施したりして、自らの手で染めたストールは思い入れもひとしお、きっとお気に入りのストールになることでしょう。

春・秋はお出かけに、夏は軽くて小さく折りたためるのでエアコン対策に、3シーズン活躍します。

 

染め上げたストールを、そのまま巻いて帰られる方が多いのが大きな特徴です(雨天時など乾かなかったときは袋に入れてお渡しします)。

 

草木染め体験の手順

1.植物を煮出し染液をつくる

まずは、旬の草木を用意していますので、鍋に入れて煮出していきます。

(綿や麻など植物性繊維を染める時は、下地処理が必要です。草木染体験時は基本的にシルク素材なので不要)

2.シルクストールをミョウバン媒染

ストールをミョウバン媒染液に浸けている間に、デザインを相談して決めます。

濃淡のグラデーションにしたり、輪ゴムや洗濯バサミなどの身近な道具を使って絞り技法をしたりできます。

3.染液に浸けて染める

染液が沸騰して色が出てきたら、いよいよ染めていきます。

草木を煮出した染液は、どんな色でしょうか?

染液のはじめの色、染まったストールの色、染め終わった後の染液の色に注目してみてください。

染めているうちに染液の色がストールに移り、液の色が薄くなってくるものもあります。

4.鉄媒染

最後に鉄媒染。

デザインによっては入れないこともありますが、渋い色を引き出す鉄媒染は少し入れると作品が引き締まります。

 

水洗いをして干して、完成です。

 

草木染めを体験するのに必要な持ち物

持ち物はエプロンのみです。

動きやすい、水仕事のできる服装でお越しください。

草木染め体験の時の服装イメージ

草木染めに必要なはさみ・鍋・ボウル・ゴム手袋や、絞り技法に必要な輪ゴム・ひもなどはすべて用意しております。

 

恐れ入りますが、草木染め体験での材料の持込はご遠慮いただいております(素材によって染める手順が変わり、時間内に完成しないものが多くあるためです)。

ご了承くださいませ。

 

体験費用

5,500円(材料費込・税込)を、ご訪問時にお支払いください。

 

ご予約について

予約システム内のカレンダーをご覧頂くか、直接お電話にてお問い合わせください。

電話:0774-29-3337(おかけ間違いにご注意ください)

草木染め体験ご予約バナー

草木染め体験は、月に3~8回ほど開催しております。

 

【時間】13:00~15:00

【場所】ののはな草木染アカデミー(京都駅から電車で30分、JR玉水駅下車、徒歩6分 京都府綴喜郡井手町井手宮ノ本73-5)

ののはな草木染アカデミーマップ徒歩用

 

よくあるご質問

◎駐車場はありますか

近くのスーパーミヤモトさんの駐車場と契約しておりますので、そちらに駐車してください。

停める場所の指定はありませんので、空いている所に駐車ください。(無料)

 

[スーパーミヤモトさんの情報]

〒610-0302 京都府綴喜郡井手町大字井手小字宮ノ本86

電話: 0774-82-4090(※カーナビ入力にのみお使いになり、電話はしないでください)

 

◎何名まで同時に体験できますか

定員は1日6名までとなっております。7名以上の団体の方は日程応相談。

10名以上の場合、場所を借りて出張ワークショップを開催することもできます。

場所や、設備、費用などは応相談。

 

◎誰でも参加できますか

小学生未満のお子様や、日本語の理解できない外国人の方だけでのご参加は、原則お断りしております。

火を使うので、料理ができるくらいの年齢が目安(小学校高学年〜中学生以上)です。

※藍染は火を使わないので小さなお子様が体験されたこともあります。

 

初心者大歓迎で、草木染めが始めての方の参加がほとんどです。

 

◎自分の好きな色に染めることはできますか

当日アカデミーが用意した植物で染めますので、その植物で草木染めした色となります。

ご了承くださいませ。

 

 

見直されている草木染め

自然豊かな京都府井出町で草木染め体験

草木染めでシルクの紬糸を染めて織り、紬の着物作家である志村 ふくみ氏(人間国宝・文化勲章受賞)や、奈良時代の古い草木染めの研究者で染色家の吉岡 幸雄氏が、テレビなどメディアを通じて世に草木染めの世界を紹介してきました。

自然と触れ合うことや、心の豊かさを求めている方が増え、「草木染め」という言葉や「草木染め」に対する共感が広がってきています。

 

・自然との関わりや文化などの感性価値を大切にする人

・自分の心を豊かにするものにお金を使いたいと思う人

・「モノ」があふれている時代にあって、「コト」(ストーリーや体験、ルーツなど)を重視する人

このような方々に、草木染めは注目されています。

 

私たちは、草木染めに関して「エコだからいいものだ」「草木染めは善、化学染料は悪」等の対立を生む発想ではなくて、「草木染めを通して自然とふれあうことができ、草木染を生活に取り入れることで自分が豊かになれる」という感性のもと、多くの方に楽しんでもらえたらと思っています。

 

 

草木染めをもっと学ぶには?

草木染めインストラクター養成講座の様子

体験で草木染めに興味を持たれた方を対象に、より草木染めを楽しめる、学べる講座もご用意しております。

詳細については、下の各講座の画像からお進みください。

 

フリースタイル講座の詳細はこちら

毎月1回、和気あいあいとした雰囲気の中で、草木染めの作品づくりを楽しめる講座です。

 

インストラクター養成講座の詳細はこちら

草木染めの知識・技術・表現方法を、実習と座学によって深く学べる本格的な講座です。

 

 

あとがき

いかがでしたでしょうか。

遠方などで実際に体験に来られない方であっても、この記事で草木染めに興味を持っていただけたならこの上ない喜びです。

 

最後に、私と草木染めとの馴れ初めについて、少しだけお話させてください。

 

私が草木染めと出会ったのは30年以上も前のこと。

草木染めの人間国宝、志村 ふくみさんの草木染の着物を初めて見たその時から、心の底で草木染めへの憧れを持ちました。

「身近な植物からこんなにも美しい色を取り出せる」というのは、私にとって大変な驚きでした。

調べてみると、草木染はずっと昔から行われてきた染め方でした。

化学染料が発明されるまでは…。

 

ある日、夫の友人が、草木染めで糸を染めてみたいというので、手伝いました。

そのとき、何年も持ち続けていた想いが爆発したんです。

ヨモギでとても美しい色を出せたのですが「もうこれはなんとしても自分でやっていくしかない!」と思いました。

その頃、今ほど草木染めをやっている人はおらず、本もほとんどありませんでした。

独学で、昔の染色の本を見ながら、身の回りの草や木で試行錯誤を続けました。

 

まず、毛糸を染めました。

自宅のガレージでプロパンガスを使い、大きななべで…。

材料、温度、媒染剤、全て一人で試してみて、たいへんでしたが、楽しかったです。

独自の方法を見出せたこともあります。

 

草木染めで染めた毛糸を見た友人たちは、「素敵な色ね」と言って、買ってくれました。

私は「これを仕事にしたい」と思いました。

趣味ではなく、草木染めを仕事にしていこうと決心したのです。

そして、『四季の草木染 野の花工房』を設立しました。

四季の草木染 野の花工房イメージ

今では息子の拓美、娘の陽菜をあわせた3人で『ののはな草木染アカデミー』を開講、草木染めの普及・発展に精を出しております。

 

 

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。

 

あなたにとって草木染めが身近なものとなって、心豊かな生活を送れますように。

 

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草木染め体験ご予約バナー

 

当アカデミーへのお問い合わせはこちら


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