大根の葉と花を草木染にするのに刻みました

4月28日、花が咲いた大根の枝葉が工房に届けられました。

この日、私はちょうど乾物を主にした毎月の料理教室に行く為、京都市内に出かけていました。先生に教えていただいた寒天やかんぴょう、ひじきなどを使った料理をみんなで手分けして作り、美味しいお昼ご飯をいただきました。 

一緒に料理を習っている草木染教室の生徒さん二人と、料理教室の後、京都文化博物館に「芹沢銈介展」を見に行きました。芹沢銈介(1895年~1984年)は、日本の伝統的な型染めを基に芸術性の高い染色を創始した作家です。様々な作品をゆっくりと鑑賞できました。  

その後、京都高島屋へ行きました。若い女性の陶芸家が美術工芸サロンで「~縁~福田 藍 陶芸展」を開いていて、案内状を頂いていたからです。藍さんは、野の花工房にも作品を少しだけ置いてくれています。若々しい力を感じる作品が色々と並んでいました。

  

今日は一日、充実した日だったなと自宅に帰ってみると、「工房に大根の花がいっぱ い届いているよ」と息子からの一言。

  

大根の葉と花を草木染に

  

翌朝工房に来てみると、白に薄紫のかかった大根の花が45㍑の透明袋にびっしり詰めて5袋届いていました。畑一面の大根の花を教室の生徒さんが、わざわざ刈り取って届けてくれたそうです。大変だったと思います。ありがとうございます。

大根の葉で草木染にしたシルクの糸

29日、30日と二日にわたって娘と一緒に煮出して染めをしました。大根の花は初めてなので、どんな色が出てくれるのだろうとわくわくです。煮出している間中、ずっと大根を炊いたときと同じ美味しそうな匂いが鍋からしてなんだかお腹がすきました。茎と花もこんなに美味しそうな匂いを持っていたのですね。

  

木綿を染めると、鮮やかな黄色(みょうばん媒染)と茶(鉄媒染)、シルクの糸に染めると春らしい黄緑(銅媒染)やオリーブ系のグリーン(鉄媒染)でした。

  

さてこのさわやかな色に染まったシルクの糸は、娘の手にかかってどんなセーターやコートに編まれていくのでしょうか。  

野の花工房では、季節を追って色んな旬の植物が毎月染められる一日教室を定期的に開いています。又毎月(一回の出席でOK)の教室に通うための第一ステップッとして半日で体験ができる体験入会コースも用意しています。   

  

どうぞ一度ご参加下さい。 
詳しくは↓ ↓ ↓    
野の花工房のホームページ まで