修了制作①の続きです。 Nさんは、板締め技法で茜を使って染め、格子模様を表現しました。しっかり板が締まっていたので、真っ白に防染されています。 デザインの段階では縦じま模様の予定だったのですが、折り畳んで思いどうりの細い縦じまを表現するのが生地の厚みを考えると難しく、格子模様になりました。結果的には本人も納得のいくきれ...
インストラクター養成講座の記事一覧
昨年5月から始まった「ののはな草木染アカデミーインストラクター養成講座」も、いよいよ1月から修了制作に入りました。修了制作の課題は、「バッグのためのテキスタイルを作る」で、バッグの形は、長方形トートバッグ(巾50cm×高さ38cm×マチ10cm)か山型バッグ(40×30×11)のどちらかです。 各自がイメージし、描いて...
前回「草木染した原毛、糸でニードルフェルティングと刺繍で額絵を制作」の続き②です。 図案を考えてきた皆さんに、まずは原毛でのニードルフェルティングや毛糸を使って刺繍のやり方を練習してもらい、それから作品づくりに入りました。 今回は、月火クラスと通信の人達の作品です。どうぞご覧ください。 Sさんは、たんぽぽとふんわり綿...
インストラクター養成講座の12月は、草木染した原毛や毛糸を使ってニードルフェルティングと刺繍の技法で額絵を制作しました。 今回の授業は麻生地を栗のイガで染め、その布を額絵のキャンバスとして使います。その後、これまで草木染してきた糸や原毛を使って、各自の作品づくりをします。染めた布、糸、原毛を織や編みだけではなくこんな使...
11月中旬、秋紅葉の始まりの頃、南禅寺の塔頭寺院の一つである光雲寺で第4回草木染研究会を開催しました。 光雲寺は、後水尾天皇の皇后である東福門院様の菩提寺だそうです。 研究会のメインテーマはお寺とも縁が深い「紫色」についての研究発表です。今回幹事をしていただいたNさんから、高貴な色とされる紫と法衣との関係や東福門院様の...
インストラクター養成講座11月の2日目は、ウールの染め方を学びます。 ウールは、水分、急激な温度変化、摩擦などによって縮んだり、絡み合ったりして縮絨(フェルト化)してしまいますので、ちょっと他の糸より難しいです。 このウールの特徴をよく理解してから、実際の染の作業に入りました。 また、ウールは70度以上で繊維の奥まで色...
インストラクター養成講座の11月第1日目の授業は、麻、木綿、シルクの糸染めを学びます。 これまで布を染めることが主だったのですが、今回様々な素材の「糸」を染める手順を学びます。糸を染めることが出来るようになると、織や編み物、刺繍、フェルトなど草木染を活かす作品づくりの幅がさらに広がっていきます。 綿、麻、シルク、ウ...
ののはな草木染アカデミー4期生の9月に染めた布が、バッグに仕上がりました。 かなり前に仕上がっていたのですが、ブログ掲載が遅くなりました。どうぞご覧ください。 (写真の色が、別々の日に撮ったため変わっています。ごめんなさい。) Kさんは、細かい模様をぎっしり一筆一筆スズとチタン着抜液で描いています。かなり集中しないと...
10月のインストラクター養成講座2日目の授業です。 大判のシルクに斜めぼかしを草木染めで染めていきます。 色鉛筆を使って、植物の色を思い浮かべ、どの様な色で斜めぼかしをするかを考えます。 その時、植物の色が重なったらどの様な色になるかも試していきます。 今日染める植物は、メリケンカルカヤ、キバナコスモス、藍、コチニール...
ののはな草木染アカデミー上級コースの1日目は、「服の染め方と花火模様の絞り染めを学ぶ」、2日目は「板締め絞りの重ね染めを学ぶ」と「多色の斜めぼかし染めを学ぶ」です。 これまで初級/中級コースで学んできた草木染の基礎的な技法や染め方、デザインの仕方などを応用して、上級コースではさらに技法や色の組み合わせ方で、各自がオリジ...
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