今年は美味しいみかんに恵まれています。

伊予柑、デコポン、せとか、はるか、春峰、はるみ、レモン

写真上より時計回りで
伊予柑、デコポン、せとか、はるか、春峰、はるみ、レモンです。

愛媛の今治市の蜜柑農家から柑橘類の箱詰めが送られてきました。
「伊予柑」、「せとか」、「はるか」、「はるみ」、「デコポン」、「春峰」の6種類が一つの蜜柑箱に7〜8個づつ入っています。おまけとして枝付きの国産のレモンと金柑が添えられていました。

箱を開けたときに、その種類の多さと蜜柑の色艶の美しさにびっくりします。
味わってみると、それはそれは味が濃くって新鮮で美味しいのです。

教室の人たちも誘ってまとめて注文をして、各自の家に一箱づつ送っていただいたのですが、皆さんが「どの種類も美味しいですね。こんなに多くの種類を味わえるなんて。感動したのでその蜜柑農家に早速お礼の葉書を出しました。」と何人もの方からお電話を頂きました。

教室に来られている方の妹さんが、その全種類を丹精込めて栽培していらっしゃるのです。農業が困難な今の時代に休みもほとんど取らずに、毎日毎日蜜柑の木の手入れから収穫、出荷と頑張っていらっしゃるのです。

今年は、昨年末の大霜で柑橘の表皮がやられて、ひどく困ったとお手紙に書いていらっしゃいました。自然との格闘や輸入自由化の問題、あるいは栽培の跡継ぎの問題、余り果物が食べられなくなった昨今の状況など、沢山の問題を胸にしまって、最小限の人手だけでここまで続けて来られたようです。

美味しい蜜柑を味わいながら、「食」について様々のことが、頭をめぐりました。
永年の経験の積み重ねと技と努力によって支えてきた、このような日本の栽培農家がしっかり続けていけるような農政を願っています。
それが私たちの「食」を安全に豊かなものにしてくれるのだと思います。