朝、工房の開店までに時間があったので、この前とは違ったコースで散歩をしてきました。これからの時期は、動植物の生命活動が活発で、日々風景が変わって行くのが楽しみです。

クサフジ京都・井手町の道端にて

玉川提を歩いていると、近くの雑木林からケーンケーンという大きな声が2回しました。雉の鳴き声です。田んぼに水が張られて、田植えが始まる頃、今年も雉のひな鳥達に出会えたらと思います。

100坪ほどの畑に、クサフジが一面に生い茂っているところがあります。去年は、カラスノエンドウもこの地に一緒に生えていたのですが、クサフジの勢いに負けてしまったようです。可愛い花ながら、耕されていない畑を覆い尽くすほどの生命力に脱帽です。カラスノエンドウは、青汁の材料になるそうですが、このクサフジならもっとパワーがつきそうと思ってしまいました。

春先の黄色い花に続いて、今は紫の花が多いですね。坂道の崖に桐の大木が3本、大きな薄紫の花を大空に咲かせていました。

桐の花
10メートル近くの大木の上に、大きく広げた枝に大きな花が固まって咲くので、よく目立ちます。今年は特に花数が多いなと感じます。

大木伐採中

道路沿いの大木を伐る作業が、桐からすぐのところで行われていました。足場を組んで、大きなクレーンが登場し、人が木によじ登り、かなり大変な作業のようです。桐の木も電線の邪魔になっていそうなので、いつか伐られてしまうのでしょうか。そう言えば、工房の庭にも切り倒されてほんの少し残った株から、新しい桐の葉が勢いよく出てきていました。植物はなんとしてでも、命をつないで行こうとするものなのですね。