ある集まりで、脳の活性化ということで、訓練なるものを月一回しています。「活性化」について、自主的にテキストを買ってやってみるという熱心さは無かったのですが‥脳ってなんだか面白そうとは思っていました。

茂木健一郎著「ひらめき脳」(新潮新書)は、脳について素人にもわかりやすくて、とても面白い本でした。
『‥やはり、脳科学の最先端や、一番面白いところはお伝えしたい。また、私は人生というものを愛していると自負していますが、「ひらめき(「アハ!体験」)」を通して人生をもっと愛する、というコンセプトは絶対に外したくありませんでした。』とあとがきに述べておられる様に、丁寧にそして愛情を持って書かれた本で、次々とページをめくってしまいました。

ひらめきは天才だけのものじゃない
アハ!体験があなたを変える
という帯のキャッチコピーも、アハ!体験って何??と思って思わず手にとってしまったわけです。
始めの章のアハ!ピクチャーで、もうすっかり茂木ワールドに、はまり込んでしまいました。

「金銭的な成功や社会的地位の獲得といったものよりも、ひらめきの方が、強い快楽があるということは、それだけひらめきが人間の生きるうえで役に立ってきたということを、脳が知っているからでもあります。」とまで言わしめているひらめきというものを、味わってみたいと思いました。

まだまだ暑さが続いていますが、涼しい所で脳に対する抑制を外し、脳をリラックスできる状態にしてみましょう。
『‥「ひらめき」のためには特別な環境や、才能は必要なく、ただリラックスすることが、必要である‥』という言葉を鵜呑みにして。
ただ読み進むと「しかし学習によって記憶のアーカイブがある程度蓄えられていないと、ひらめきも生まれません。無からひらめきは生まれないのです。』という言葉で現実を知りますが‥。

皆様、アハ!体験いかがですか?今まで経験されたことありますか?
一度は、大きなひらめき、経験してみたいですね。

写真は、今年初めて(8月7日)梅の木に止まったクマゼミ。朝から一匹なのに賑やかに鳴いていました。