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草木染研究会&ウメノキゴケを染める

2018.12.26

カテゴリ:インストラクター養成講座, 草木染教室

11月中旬、秋紅葉の始まりの頃、南禅寺の塔頭寺院の一つである光雲寺で第4回草木染研究会を開催しました。

光雲寺は、後水尾天皇の皇后である東福門院様の菩提寺だそうです。

研究会のメインテーマはお寺とも縁が深い「紫色」についての研究発表です。今回幹事をしていただいたNさんから、高貴な色とされる紫と法衣との関係や東福門院様のお話などいろんな視点から興味あるお話がありました。

 

インストラクター養成講座の第1期生であるNさんは、光雲寺の中で素敵なお宿を運営されていて、そのご縁とご好意により座禅体験、田中ご住職様の法話、宝物拝見、昼食に精進料理、庭園散策などをさせて頂きました。

また、光雲寺のお庭に植わっている数本の梅の古木についている貴重なウメノキゴケをみんなで採集させていただきました。

 

日本では紫は紫根で染められていたようですが、今回ウメノキゴケを採集させていただいたので、研究会の続きとして12月中旬に、ウメノキゴケできれいな色を染めるための特別授業を開催しました。

ウメノキゴケは、他の植物と全く違って、色を抽出するのに1か月以上かかる特別な植物です。

これまでウメノキゴケできれいに染まらないという声を多くの人から聞いていたので、まずはウメノキゴケを見て頂きました。それと共に同じようなところに生育していて見分けのつきにくいマツゲゴケも実物を見てもらい、その違いと見分け方を説明しました。マツゲゴケが混じるととても濁った色になるので、この見分けはとても大切で、採集してきた後、漬け込むときにマツゲゴケが混じらないようにすることが重要です。

これまできれいに染まらなかった人は「私、これまでマツゲゴケも一緒に集めて漬け込んで染めていたみたい」と言っていました。

 

2か月ほど前、ウメノキゴケをこの日のためにアカデミーで仕込んでおきました。こんなきくらげのようなぺらぺらしたものから色が出て来るのでしょうか?

 

 

2か月たってウメノキゴケから色が抽出されて、とてもきれいな色が染まりました。

 

媒染剤によって、またシルク、綿、麻など素材によっても様々な色の表現が出来ることも皆さんにとって面白かったようです。

 

光雲寺で採集させて頂いたウメノキゴケ(混じっているマツゲゴケを取り除いて)がちゃんと美しい色に染まることを願っています。

授業のあと、インストラクターさん同士で、今どんな活動をしているのか、支部教室の様子やマルシェでの様子などを語り合いました。公認会計士でもあるNさんからビジネス的なアドバイスもあり、各自将来のことを頭に描きつつお開きとなりました。

 

今年も色々とありがとうございました。

ののはな草木染アカデミーは、来年も新しいことに取り組んで行きます。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

 

ののはな草木染アカデミー代表 松本つぎ代


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