ののはな草木染アカデミー上級コースの1日目は、「服の染め方と花火模様の絞り染めを学ぶ」、2日目は「板締め絞りの重ね染めを学ぶ」と「多色の斜めぼかし染めを学ぶ」です。

これまで初級/中級コースで学んできた草木染の基礎的な技法や染め方、デザインの仕方などを応用して、上級コースではさらに技法や色の組み合わせ方で、各自がオリジナルなものを創作できる方法を学んでいきます。

1日目は、綿のブラウスを工房の庭で摘んだキバナコスモスで、花火のような模様に染めました。

 

ブラウスに、花火模様を入れたいところに印をつけて

 

折りたたんで、洗濯ばさみで止めます。

 

キバナコスモスの染液で染め、洗濯ばさみを少し動かしてから鉄媒染をすると

 

花火模様が出てきます。

ブラウスに、大きい花火やちいさなお花の様な模様が染まり、みなさんにっこりです。

 

2日目は、ストールに多色染です。

草木染の色が重なって様々な色の表現ができること、草木染は渋い色と思われがちですが、こんなにも鮮やかな色も染められるという事に生徒さん達もとても驚き、そして喜んでいました!

草木の色の美しさが際立ってきて、教えている私達にもとても楽しみな授業です。

 

1日目に、シルクコットンのストールに各自好きな板を使ってユーカリで板締め絞りを施し、鉄媒染で染めてあります。

色鉛筆を使って、それぞれのイメージで色の組み合わせを考えて行きます。

 

今回使う植物は、藍、コチニール、メリケンカルカヤ、キバナコスモス。

藍とコチニールの組み合わせ

 

メリケンカルカヤと藍の組み合わせ。

 

メリケンカルカヤ、藍、コチニールの組み合わせ。

 

コチニールと藍の組み合わせ。

 

メリケンカルカヤとコチニールの組み合わせ。

 

通信部の人を含めて全員が、各自考えた色合わせで、オンリーワンの楽しい素敵なシルクコットンの大判ストールが染め上がりました!

乾かしてからすぐに首に巻いて帰られた方もいました。

次は、多色で斜めぼかしのシルク大判ストールを制作します。おたのしみに~。

 

ののはな草木染アカデミー代表 松本つぎ代