10月のインストラクター養成講座2日目の授業です。

大判のシルクに斜めぼかしを草木染めで染めていきます。

色鉛筆を使って、植物の色を思い浮かべ、どの様な色で斜めぼかしをするかを考えます。

その時、植物の色が重なったらどの様な色になるかも試していきます。

今日染める植物は、メリケンカルカヤ、キバナコスモス、藍、コチニールです。

ミョウバン媒染で染まる色をメインに、色の組み合わせや重なりをイメージしてデザインを考えます。白く残す部分や染める巾など、イメージすることは山ほどあって、先を見通してデザインすることの難しさに、みなさん一寸混乱されていましたが…

 

 

布を折りたたみ、白く残したいところを防染し、

 

イメージした色で染めていきます。

 

染液がはねないように気をつけながら、次の色を染めていくと、

 

片側からの斜めぼかしが完成しました。

 

もう片方からも染め重ねると、こんなに美しい何色もの色が染まりました。

 

部分的に鉄媒染を加えると、さらに色の変化が出てきます。

 

風にそよぐシルクの布、美しいですね~。

 

それぞれに好きな色の組み合わせで染めた多色による草木染、とてもみなさんに喜んでもらえました~。

 

秋が深まってくる11月は、シルク、麻、木綿、ウールなどの糸と原毛を染めていきます。

11月も、おたのしみに~。

 

ののはな草木染アカデミー代表 松本つぎ代