12月のインストラクター養成講座一日目は、ウール染をしました。
ウールは、綿、麻、シルクとはミョウバン媒染の方法が違い、また染液などの温度にも注意しながら染めなければならないため、上級コースで初めてウールの染め方を学びます。
まずは、糸をカセにして染める準備をします。
この作業を丁寧にしなければ、あとあと糸が絡まって大変なことになります。
今回は、ウールの糸だけでなく原毛も染めました。
準備ができたら、ミョウバン媒染をします。
ウールはフェルト化しないように、優しく丁寧に作業するのがポイント。
ミョウバン媒染をしている間に、植物を煮出して染液をつくります。
今回使う植物は3種類。
一つ目は、近くの梅林からいただいてきたきれいな梅の枝。
小さく刻んで煮出します。
そして、前日フリースタイル講座の生徒さん宅からいただいてきた大きな葉っぱのユーカリ。
ユーカリはぐつぐつ煮出していると部屋の中まで香りが漂ってきて、受講生のみなさんも「すごくいい香り~」と何度もおっしゃっていました。
写真を撮り忘れてしまったのですが、キバナコスモスも煮出しました。
夏から秋にかけて毎日摘んでは冷凍保存していたキバナコスモスが、活躍してくれました。
染液ができたら、温度に注意して染めていきます。
まずは梅。
とっても赤味の強い染液ができました!!
毎年梅は染めていますが、今回の梅は今まででいちばんというぐらい赤味が強いように思います。
梅林で丁寧に育てられている梅だったからでしょうか。
こちらはユーカリ。
温度管理をしながら時間をかけて、三色のきれいな糸が染め上がりました!
手前からキバナコスモス、梅、ユーカリです。
原毛も美しい色に染まりました。
みなさんも初めてのウール染がうまくいって、にっこり(^^)!
2日目は、ウール糸や原毛を活用した作品づくりを行います!!
お楽しみに~!
インストラクター養成講座 講師
松本陽菜