7月13日の日記の続きです。 75度位まで温度を上げた、シルクウールの入った鍋をガスからおろし、一晩かけてゆっくりと覚ましてゆきます。このときに糸に夜叉ぶしの色が吸収されて行きます。 一晩冷ました糸を、綛(かせ‥糸の一くくり。今回は、15綛。1.5キロを染めました)ごとに丁寧に水洗いします。余分な染液を洗い落とすためで...
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「矢車ぶし」(夜叉ぶしとも言う)って余り知られていない樹ですね。でも草木染では、とても重宝する樹なのです。 写真をご覧ください。 どこかで見たことはありませんか。そうです、クリスマスリースなどで、松ぼっくりを小さくしたような濃い茶色の実の成る、あの樹です。 生徒さんが2日間に渡り、集めて来て下さいました。 実だけを染め...
昨日、大阪の泉州地方に住む親戚から「水茄子」の朝(浅)漬がクール宅配便で届いた。 茄子の大好きな私は、あ〜今年も‥と嬉しい。 普通の茄子と違って、水茄子は水分が多く、皮もなめらかで柔らかく、形もふっくら、ぽってりとしている。 近頃はあちこちで栽培されているようだが、やはり泉州地方のが美味しいと思う。 届いてからすぐに食...
ひょんな経緯で野の花工房を移すことになりました。 自宅から歩いて2〜3分のところです。今までは、ガレージが工房!でした。それはそれで、家事をしながら草木染の植物を炊き出したり出来て、便利だったのですが。 10日ほど前の土曜日、近所の隣組で溝掃除が行われました。1時間半ほど皆で協力し合って、溝に溜まった泥などを綺麗にしま...
わが町井手町の「玉川」が、「平成の名水百選」に選ばれたのを今朝の新聞で知った。 20年ほど前に、宇治市から奈良への途中、国道24号線から見える、緑豊かな山並みと、ゆったりした里山の風景に惹かれ、草木染をするのにふさわしい地と感じ、この地に越してきたのである。その時に決め手になったのは、美しい水と田畑の畦に生えている何種...
オリーブの花が咲いています。ひとつの花が5〜6ミリくらいの小さな花で、花びらが一枚ずつに分かれていなくて、十文字型のひとつの小さな花です。淡い乳白色をしているので、風に吹かれて群生した花が落ちると一面の雪が降り積もった様できれいです。 去年は、運よく沢山の実がなってくれましたのでオリーブの塩漬けを作ることが出来ました。...
新緑に包まれた井手町「たくみの里」で春の里山祭りが、18日に開かれ参加させていただきました。朝からよい天気に恵まれ、藍染の体験教室を開きました。 自宅から「たくみの里」までの緑深い山道は、桐や藤、つつじの薄紫の花がところどころ咲き誇り、緑をわたる朝のさわやかな空気を思いきり吸い込みました。なんてさわやかな心地よい風なの...
今、山のあちらこちらで藤の花の薄紫が美しい。 藤棚に育てられた藤と違って、花の房は短くて豪華さはないが、様々な木々に絡まって咲いている野生の藤が、緑萌え出ずる五月の山に映えて美しい。 藤に「御免よ」と声を掛けながら、新しく伸びている蔓を葉と共に頂戴する。 エネルギーに満ち満ちた先端である。きっと美しい色を秘めているに違...
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