先日、生徒さん7人と一緒にウメノキゴケの採集に行ってきました。
ウメノキゴケは、梅や桜、松などの木に生えているのですが、空気がきれいな場所にしか生息できないため、都会ではあまり見かけないかもしれません。
この日採集に行った場所には、川沿いの桜並木にびっしりとウメノキゴケが生えています。
ウメノキゴケは、木を傷めないようにして手で丁寧にはがしていきます。
慣れないうちはポロポロとウメノキゴケが細かくなって取りにくそうでしたが、だんだんコツをつかんでくるとみんな夢中になって採集していました。
1時間半ほどかけてビニール袋いっぱいのウメノキゴケを採集することができ、満足満足(^^)!
ウメノキゴケ採集の後は、少し場所を移動してお弁当タイム。
爽やかな秋晴れのお天気と紅葉で、お弁当もいっそう美味しく感じられました。
ウメノキゴケは採集した後一枚ずつ裏面をきれいに掃除し、1~3カ月ほどかけて染液を抽出します。
以前採集した時のものをご紹介します。
最初はこんな茶色っぽい液体なのですが、数日後徐々に赤い色が出てきます。
3カ月ほどかけてようやく染液が完成し、他の植物にはない鮮やかな赤紫色を染めることができます。
時間と手間はすごくかかりますが、それだけの価値はある本当に美しい色です。
みなさんも「憧れのウメノキゴケ、染められる日が楽しみ~♪」とおっしゃっていました。
まずはたくさん採集したウメノキゴケの掃除をがんばりましょう~!!
ウメノキゴケを染める日が来たら、またこのブログでご紹介しますね!
ののはな草木染アカデミー
松本陽菜