草木染のためにキバナコスモスを摘む

昨日、隣町のお知り合いのところに、キバナコスモスを摘みに行ってきました。昨年京都での個展のときに、「来年は、自分の畑でキバナコスモスを育てておきます」と仰ってくれたEさんが、忘れずに畑で栽培してくれたものです。
他の植物と違って、キバナコスモスは、花そのものから色を貰います。だから一輪づつ丁寧に摘み取って行くのです。

キバナコスモス

キバナコスモス

栄養豊富な野菜畑で育ててくれたお陰で、丈2メートル以上に勢いよく伸びていました。もうかなり前から花が咲いていたそうで、種も沢山実っていました。この種が釣り針のような形で、花を集めるときに長袖を着て、軍手をしていても、ちくちくと刺さって痛かったです。服にくっついて何処かへ運んでもらおうと、種は種なりの戦略があるのですね。

又、花の蜜を集めていたミツバチが、横取りをする邪魔者を威嚇するために、ずっと羽音を立てていました。一度、蜂で怖い目にあったことのある私は、花集めに、かなり腰が引けていました。

花集めのあと、Eさん自家製の赤紫蘇ジュースをご馳走になりました。きれいなルビー色をしたジュースは、よく冷えていて汗をかいた後、本当に美味しかったです。お土産にもこのジュースの濃縮液を頂きました。

畑で取れた、赤と黄色のプチトマトも何キロもお土産に持たせてくれました。
生のまま食べても美味しく、又、今日の昼にアサリとえびのパスタのソースとしても美味しかったです。新鮮なお土産と、先に集めてくれて冷凍庫で保存してくれていたキバナコスモス、本当にありがとうございました。とても暖かい気持ちになって、帰路に着きました。いつの日か、工房での再会を待っています。

キバナコスモス

さて集めて帰ったキバナコスモス、どんな色を見せてくれるのでしょうか。今日は雨だったし、明日は教室があるので、染めるのはその後です。京都での個展に向けて、何か染められると嬉しいです。