この1〜2日に、我が家に3種類ものトンボがやって来た。どのトンボも種類が、はっきりとは私には解らないが、トンボ好きの私としては、とても嬉しい。
ムギワラトンボの一種かなと思われるトンボ(5〜6センチ)は、昨日の午後2時くらいにやって来た。
パソコンを置いている机の前が窓で、そこから正面に見える
桃の木に、丁度止ったのである。
この桃の木はちょっと樹勢が弱っていて、枯れた枝がトンボが止まるのに具合が良かったらしい。
いつ飛んで行ってしまうのだろうかと、はらはらしながら写真を撮り、しばらく見ていた。
時々、少し飛んでは他の枝に止まり‥又戻りを繰り返している。
今日、朝カーテンを開けてもまだ止まっていて、よほど居心地が良かったと見える。
8時くらいに飛び去るまで、数えてみると18時間も この桃の木にいたことになって、おどろいてしまった。
びっくりぐみの木に止まったトンボは、本当に小さくて(3〜4センチ)色も薄くて、目立たない(写真が上手に撮れていないが)、今までに見かけなかったように思うトンボである。
今朝、家の横手の草木染にも良く使うマルバアカソの葉に、アオハダトンボらしき、本当に美しいトンボを見つけた時は嬉しくて、カメラをすぐに取りに走った。
‥が、このトンボを撮るのは、私の撮影技量では難しい。ひとところに止まってはいてくれないし、近づくとすぐに飛び立つのである。マルバアカソの葉にではないが、ようやく止まった所を一枚撮ることが出来た。
こうして続けざまにトンボに出会えて、この地がまだトンボの生育に適している、つまり空気が澄んでいて水が奇麗ということを再確認したし、もう50年近くも昔、小学生の頃、オニヤンマ、ギンヤンマを大阪市内で、スリリングな気持ちを抱いて追いかけていた頃を、はっきりと思い出した。