10月下旬、ののはな草木染アカデミーインストラクター養成講座の修了生お二人が、それぞれの展示会を開きました。お二人の展示会を一日で、はしごして見に行ってきましたので、ご覧ください。
森澤麗子さんは、第1期の修了生です。ご自宅で草木染教室を開講し、生徒さん達に教えつつ作品制作を続けています。生徒さんの作品も含めて「ののはな草木染アカデミー 高の原支部教室展」を開催しました。
ご自宅が天井が高くて白い壁も多くギャラリーのようで、多くの見ごたえのある楽しい作品が並んでいました。
板締め、縫い絞り、着抜など様々な技法と植物を使った森澤さんらしい作品が並んでいました。毎日多くの人たちが来られ、多くの人に草木染の魅力を伝えられたようです。「たくさんの方々から励みの言葉をいただき嬉しかったです。これからも自分なりの作品制作をしたいなあと思っています」と終ってから感想の言葉を送ってくれました。
もうひとり、第4期の修了生、阪口嘉代子さんは和歌山市のギャラリーで、ステンドグラス作家の友人と「暮らしのなかの布と灯り」展を開催しました。古民家の風情あるギャラリーは、阪口さんの作品にとても合っていました。
素敵な看板は、ご主人と木工をしている息子さんとの「3人共同制作です」と言っていました。
糸を草木で染めて、ストールやタペストリーに仕上げた作品がとてもきれいで印象的な展示会でした。
阪口さんは「初めての展示会だったので、これまで何十年会っていなかった同級生にも案内状を送ったら、たくさん見に来てくれました」「注文もいっぱいもらったので、これから頑張ります」と嬉しそうに話していました。
インストラクター養成講座の修了生が、良い作品を制作し、周りの多くの人たちに見てもらい励まされて、また次のステップへと上がっていく姿を見るのは、本当にうれしいことです。
今年は5期生の皆さんが、後に続くよう頑張っています。これからも多くの修了生が活躍していくことを願い、できうる限り皆さんをバックアップしていこう、と思いを新たにしました。
ののはな草木染アカデミー代表 松本つぎ代