新聞記事「井手町の玉川が平成の名水百選に」

わが町井手町の「玉川」が、「平成の名水百選」に選ばれたのを今朝の新聞で知った。

20年ほど前に、宇治市から奈良への途中、国道24号線から見える、緑豊かな山並みと、ゆったりした里山の風景に惹かれ、草木染をするのにふさわしい地と感じ、この地に越してきたのである。その時に決め手になったのは、美しい水と田畑の畦に生えている何種類もの小さき花たちの可憐な姿だった。ここは美しい草木の色が生まれ出るに違いないと。

20年はあっという間であったが、町の様子も徐々に変わってきた。桜並木が立派になり、「桜祭り」に大勢の人たちが集まるようになってきた。
JRの快速も止まる駅となり、京都駅へも29分で行くことが出来るようになった。

歴史を秘めた豊かな緑と、美しい水が多くの人の手で受け継がれ、守られてきたことは本当に喜ばしいことである。この地に住む者が自覚して、これからもより美しく受け継いでいかねばならないだろう。ちなみに私が好きな名水は、「昭和の名水百選」に選ばれた、滋賀県醒ヶ井の川面にゆれる白い可憐な梅花藻の風景です。

醒ヶ井の事を書いたブログ記事 「美しい水と梅花藻」