今日は朝から天気が良いので、第4日曜クラスの生徒さんみんなで玉川沿いを歩き、タンポポの花を摘んできて染めました。
タンポポが群生しているところは工房より上流の方なので、川沿いのさわやかな空気を満喫しながら少しずつ目についたタンポポを集めながら歩きました。西洋タンポポに駆逐されずに、今年も頑張って花を咲かせてくれる日本タンポポは、ちょっときゃしゃで愛らしい姿です。
道の途中で、今では貴重となった日本茜も見つかりました。
日本茜を見るのが初めての人は、茎が四角くて、ざりっとした手触りを自分で確かめていました。この根っこが茜色を生み出してくれるのです。
9人で集めたのでタンポポの花はそれなりにたくさん集まったのですが、煮出した染液はそれほど濃い色にはなりませんでした。だからどれくらい染まるのか少し心配に・・・。
ところがどうでしょう。
染液は薄い色だったのに、本当のタンポポのようなきれいな黄色が布やストールに染まりました。
「自分たちで植物採集に行って色を染めるなんて、本当に草木染らしいですね~」と、みなさんも大喜び!!
爽やかな春らしい一日となりました。
松本つぎ代