ののはな草木染アカデミーのインストラクター養成講座第4期生の修了制作作品が出来上がりました。自分でデザインし、様々な素材や技法を取り入れて自由に制作したバッグの12作品、すべて力作です。どうぞご覧ください。

 

4期生の中で一番若い20代のHさんの作品です。

丁寧なフェルティングとランダムな刺繍が、ベースのメリケンカルカヤで染めた黄色の地色とよく合って、元気いっぱいのバッグに仕上がりました。写真では分かりにくいですが、両サイド2センチばかりは染めていない生地の真っ白が残されていて、おしゃれなんです!

 

これまで1年間で、染め方や絞り方などの技法で他の生徒さんとは違ったチャレンジを重ねてきたMさんの作品です。

バッグの両面が全く違った表情で、フェルトの部分が数種類の糸を絡ませてマーブル模様になっています。1センチくらいの凹凸感がある原毛のふわふわがそのまま残り、個性的に仕上がりました。もう一つの片面の斜め格子模様もきれいな色合いです。

 

栗のイガでチャコールグレーな地色を染め、真っ赤な茜染を組み合わせ、ビビッドなバッグを制作したのはSさん。

様々な色のカラフルなフェルティングがさらにパンチを利かせていますね。

颯爽と生きるSさんにとても似合いそうです!

 

実際に使う時のことを考えて制作したのは、Mさん。

お洋服にも合わせやすく、様々な場面にも使えるように色も控えめにされました。シンプルな美しさが引き立っています。

これから、このバッグを使えるシーンが多かったら良いですね。

 

藍染めの中に、白がくっきりと浮き上がって清潔感のあるデザインのバッグを制作したのは、通信部のIさんです。

間近に見ると、ヘリンボーンの織がはっきり見える面(上の写真)と起毛した面(下)の対比がとてもきれいなんです。刺繍も細かく丁寧です。

 

黒に近いチャコールグレーの上に乗っている多色染のシルク糸によるタティングレースが、シャンデリアのように輝いています。この丁寧な手作業をしたのは、Kさん。

数種類の植物で染めたシルクの糸をうまく使って作品に取り入れました。

もう片方の面は、絞りで和のイメージもあり、皮のようにも見えるバッグになりました。

 

今回はこれでおしまいです。残り6作品は、その2でご紹介します。

草木染インストラクター養成講座 修了作品 その2 の記事はこちら

これらの作品は4月1日~7日の期間、ののはな草木染アカデミーで開催する「草木染教室 作品展」で展示されます。制作した時の想いなども発表されますので、おたのしみに~。

ご紹介修了制作作品は、ののはな草木染アカデミーの「草木染教室 作品展」(4月1日~7日)で実物をご覧になれます。
お時間ありましたらどうぞお越しください。お待ちしています。
草木染教室作品展のご案内記事はこちら

ののはな草木染アカデミー代表 松本つぎ代