数日前の教室で、茜で染めてあった生地にどんぐりを上からかけて染めてみました。

京都の御陵で集めた、どんぐり

どんぐりは、京都の御陵に沢山落ちていたものを教室のSさん、Nさん、Kさんが集めてきたものです。どんぐりの大きさが、大きいのになると15mm近くもあり、とても立派なものでした。こんなに立派で美しいと、ブローチにでも出来るねなどとしゃべりながら、煮出して行きました。
板締めで染めてあった茜に、もう一度板締めの板を場所をずらしたり、クロスにかけ直したりして変えて絞めなおすと、模様が現れてきます。
はっきりした茜の強い赤に、どんぐりのこげ茶っぽい黒色がしっかりとかかって、メリハリの利いた暖簾(のれん)や、タペストリーが出来上がります。
どんぐりだけで染めた、古くなった白いブラウスやジャケットも新品のようによみがえり、Kさんは、大喜びされていました。

草木染、茜にどんぐりの色を重ねる

子供の頃遊んだどんぐりが、こんな美しい色を生み出してくれるのですね。

数日前に、桜の枝が少々手に入り、今年も美しい桜色が頂けそうで、喜んでいますす。自然からの恵みを、色として頂く草木染の作業もいよいよ本格的になってきます。