ののはな草木染アカデミーインストラクター養成講座、8月は藍染と藍抜染でした。8月初旬の授業でしたが、ブログに書くのが遅れてしまい今になってしまいました。もうすぐ9月の授業も始まるというのに(泣)

1日目、すくも藍、木藍(インド藍)、琉球藍、ウオードなど日本以外の藍草についてそれぞれの違いを教科書を使って学んだあと、なぜ藍草から藍色が染まるかを酸化や還元などちょっと化学的なことも学び理解したうえで藍染の実践に入りました。

 

藍染めは、いつもの草木染と違って煮出したりせずに「還元」と「酸化」の作用を使って染めることが出来ます。

火を使わないで水をザブザブ使って染めるので、作業としては夏に向いています。

藍1色だけでもとてもきれいな色なのですが、雪花絞りや麻の葉絞り、またおりがみ絞りなどの模様をつけることでさら楽しんで頂けます。どの模様も布を折りたたんで模様を作りますが、まずは折り紙でたたみ方を練習しておきましょう。そうすると実際の手ぬぐいや風呂敷の時にたたみ方が理解しやすです。

手拭いや風呂敷をたたむ時は、アイロンを使って丁寧に折り目をつけて折りたたんでいきます。模様によって色々な折りたたみ方をしたあと、輪ゴムで止めます。(「染織と生活社」 「藍染おりがみ絞り」参照)

さて、藍染めをしたら、どんな模様が表われるでしょうか?

みなさんの作品、ご覧ください。

斜めに走るジグザグの線が面白いですね。

 

本人が言うには何処か折り方を間違えて、違う模様になったらしいのですが…大丈夫、いい模様になっています。

 

風呂敷も麻の葉模様の手拭いもしっかりと模様が出来ていて、とてもきれいですね。

 

12等分しての難しい折り方を、頑張ってとてもきれいに出来ました。

 

雪花絞りの手拭いもジグザグした線の四角模様の風呂敷も、しっかりできていますね。

 

元気あふれる大胆な模様が出来ました!

 

4番目の折りたみ方とほぼ同じなのですが、模様がレース編みのように見えて、きれいですね。

他にもみなさん、思い思いの模様が出来上がり感激。折りたたみ方を変えるだけでこんなに違った模様が出来ることに「ほんと不思議!」とか「また違う模様もしてみたい」とおっしゃっていました。

続けて2日目は、藍染した布を抜染していきます。一度藍で染めた布を、抜染剤を使って白く抜いていきます。皆さんのデザインが楽しみです。

 

ののはな草木染アカデミー代表 松本つぎ代