2016年初めてのインストラクター養成講座一日目は、糸染めの授業を行いました。
麻、綿、シルクの3種類の糸を、それぞれ1色染、絣染、ぼかし染にしました。
まずは麻糸。
栗のいがで、きれいなベージュが染まりました。
こちらは栗で染めた後、鉄媒染をしました。
これもカーキ色っぽいこげ茶で、渋くて良い色です。
こちらは西洋茜で染めた色。
麻糸がもともと薄いベージュ色をしているので、茜の色も少し渋みのあるローズピンクに染まりました。
大人っぽい色がいいですね。
次は綿糸を絣染めします。
ログウッドで染めた後に防染をして鉄媒染すると・・・
もともとの白とログウッドの紫、鉄媒染した紺色の3色で、きれいに絣染ができました!
こちらは茜の濃淡で絣染しました。
サーモンピンクと真っ赤な色のコントラストが、とてもきれいです。
こちらは栗です。
みなさん思い通りの色に絣染ができて、大成功でした!
最後はシルク糸のぼかし染めです。
ぼかし染めは、いろんな色が糸全体にまだらに入るように染めるのがポイントです。
何回も染液に浸ける作業を繰り返していくと・・・
赤やクリーム色、グレーなど、いろいろな色が入ってこんなに美しく染まりました!
茜とログウッドのぼかし染めは、とても個性的な色に!
染めたご本人は、「すごい色・・・」とちょっと不安そうでしたが、織やニットなど作品にすると、これぐらい色のコントラストが強いほうが面白い作品に仕上がったりします。
染まった糸だけでもきれいですが、織や編み物など、この後どんな作品に使うかも楽しみですね。
「帰ってマフラー編んでみます!」とさっそくおっしゃっている方もいましたよ。
乾いてから巻いてみると、こんな感じに!
きれいですね~!
これまでの授業ではストールや生地などを染めることが多かったですが、糸染めも楽しんで染め方を学んでいただけたようでよかったです!
インストラクター養成講座 講師
松本陽菜