インストラクター養成講座9月の授業は、板締め絞りの応用編と柿渋染です。
本当は一日目に板締めをして二日目に柿渋をする予定でしたが、お天気の関係で予定を変更。
土日クラスでは一日目だけが晴れの天気予報だったので、土曜日に柿渋染をしました。
平日クラスはあいにく二日間とも雨予報だったので、お天気を見ながら板締めと柿渋を同時進行することになりました。
なぜ天気が関係あるのかというと、柿渋は日光に当てることで発色していくのです。
また、染液に浸けた後しっかり乾かさないと鉄媒染や銅媒染もうまく発色しません。
柿渋の染液に生地やストールを浸したあと、このように太陽の方にむけてきれいに広げて干します。
最初は薄いピンクがかったベージュ色ですが、だんだんと柿渋らしい茶系に色が変化していきます。
乾いたら輪ゴムなどを使って絞りを施し、
もう一度柿渋を重ねたり、
銅媒染や鉄媒染をします。
あいにくのお天気にもかかわらずきれいに染まり、みなさんおもしろい作品が仕上がりました~!
柿渋の茶色と鉄媒染の濃いグレーのコントラストに、大小たくさんの丸がおもしろい模様になっていますね!
こちらはなんだか顔のような模様になっていたりして、アフリカかどこかの民族の染め物のようです!
ストールもこれからの季節によく合いそうな良い色に染まりました!
お天気を心配しながらの作業は少し大変でしたが、みなさんそれぞれ良い作品に仕上がってよかったですね!
柿渋は仕上がってからも徐々に色が濃くなっていくので、これからの経年変化も楽しみです。
インストラクター養成講座 講師
松本陽菜