草木染インストラクター養成講座7月の授業一日目は、藍染で雪花絞りとおりがみ絞りををしました。
雪花絞りは昔から浴衣地などにも用いられている絞り染めの技法で、雪の結晶のような模様に染まります。授業の中では、手ぬぐい地を雪花絞りにしました。
おりがみ絞りはおりがみの様に生地を折りたたんで輪ゴムで絞ることでさまざまな複雑な模様を染めることが出来る技法です。今回は90cm四方の大きな風呂敷を染めました。
雪花絞りもおりがみ絞りも折りたたみ方が複雑なので、一度紙で折りたたみ方を練習してから実際の生地を折りたたみました。
左下と右上の板で挟んであるのが雪花絞り。
それ以外がおりがみ絞りです。おりがみ絞りは全員違う模様を選ばれたので、みんな違う形をしています。
折りたたみ方が難しかったので上手く染まるのか心配そうな人もいましたが、いざ染めてみると・・・
まずは雪花絞りから!
Aさん、きれいに白いお花のような模様が染まっています。
折りたたみ方を変えると、右のHさんやOさんのような模様も染めることができます。
どれも涼しげで美しい模様に染まっていますね!
続いてはおりがみ絞りです。みなさんそれぞれ違った模様が面白いので、一気に紹介します。
MさんとTさんは、見本通りの模様にくっきりときれいに染まって大成功。
HさんとNさんはどこかで折りたたみ方を間違えたのか見本とは違う模様になりましたが、これはこれで面白い模様です。もう二度と再現できないかも!?
どれも輪ゴムで絞っただけとは思えないような面白い模様ばかりです!
土日クラスのKさんと平日クラスのIさんは大きな円形模様になる折りたたみ方をされたのですが、染め上がりは少し雰囲気が違います。同じ折りたたみ方をしても、折りたたむときの少しの角度の違いや輪ゴムの絞り方の加減でこのように模様の雰囲気が変わるのです。
白い壁に飾っても藍色が映えて涼しげですね。
藍染は普通の草木染の様に植物を煮出したり火を使うことなく作業ができます。火を使わず目にも涼しげな作品ができるので、今のような暑い季節にはぴったりです!
インストラクター養成講座 講師
松本陽菜