4月7日(日)、「草木染教室 作品展」の打ち上げとともに、「第4期草木染インストラクター養成講座」の修了式を行いました。

修了式はフリースタイル講座のみなさんに見守られるなか、修了証書授与を行い、インストラクターの資格を取った方々には今後の活動に使う名刺や看板、アカデミーのエプロンなどの贈呈も行いました。

インストラクター養成講座とフリースタイル講座に通う方々が一緒になって食事をしたり、いろいろなお話をして、温かい雰囲気の作品展打上げ&修了式となりました。

 

第4期インストラクター養成講座は2018年5月にスタートし、12名の受講生が一年間のカリキュラムを修了されました。

4期生のみなさんが、インストラクター養成講座を受講しようと思ったきっかけ、そして実際に受講した感想を書いてくれましたので、ご紹介したいと思います。

 

【中野 隆子さん】通学部 大阪府在住

Q1. ののはな草木染アカデミーのインストラクター養成講座を受講しようと思った理由、きっかけは何ですか?

以前の職場で、さおり織りに触れる機会があり布や染めに興味を持ち、もっと知ってみたいと思いました。化学染料を使用した染めのワークショップには何度か参加したりもしました。選び放題に色は有り、綺麗に染まる。それが楽しくないわけではないけれど、なにかしっくりこないのです。なにか違う・・・・・

自分が何を求めているのか分からず模索していた時“ののはな草木染アカデミー”のHPが私の目に飛び込んできました。

ビビッときました。ここへ行きたい!ここで学びたい!

直感です。直感を信じるべし!早速、資料請求しました。送られてきたフォトアルバムの中には、ぎっしりとワクワクが詰まっていました。素晴らしい草木染の世界が広がっていました。

メリケンカルカヤで染められた布が付けてあり、その何とも言えない奥深く優しい色味に心を惹きつけられました。

講師紹介のメッセージと先生方にも一目惚れし、迷いなく入会を決めました。

Q2. 実際にインストラクター養成講座を受講してみて、どのような感想をお持ちですか?

授業は毎回とても充実した内容でした。

この枝に、この葉に、こんなにも深く美しい色が秘められていたなんて。

目には見えないところにまで力がみなぎっていたことに気付かされ、自然の持つパワーに感動するばかりです。

手間もヒマもかかる。体力も気力も必要。草木染は思っていた以上に大変でした。

ですが、そのすべてが楽しいのです。

植物に触れる、香りや色を楽しむ、心も体も癒されていることを感じます。

自然のものだからこそ感じる心地よさなのだと思います。

私の探し求めていたものはこれだったのです。

講座開始と同時期に予期せぬ試練に見舞われ、通うことが難しくなり、途中何度も断念することを考えました。それでも一年間やり抜くことが出来たのは、常に力強くサポートしてくださった先生方と、同じ志を持つあたたかな仲間の方々の力があったからだと心より感謝しております。

 

中野さんは本当にいつも明るくポジティブで、植物や色、作品に対する感動や喜びも豊かに感情表現されるので、周りをハッピーにしてくれる方です。講座が始まる直前にご家族にとても大変なことがあり、私たちも当初は今期受講していただくのは難しいかもしれないと思いました。それでもご家族の回復を信じてなんとか授業に参加され、参加できなかった授業の分は居残りをして制作するなど常に前向きに努力され、一年間のカリキュラムを同期の受講生とともに無事修了されました。

中野さんはワークショップインストラクターの資格も取得され、近々さっそくマルシェに出店する計画も進めていらっしゃいます。中野さん持ち前の明るさとポジティブな姿勢で、たくさんの人を温かくハッピーな気持ちにさせる草木染、どんどん広げていってくださいね!

 

【井口 安希乃さん】通信部 岡山県在住

Q1. ののはな草木染アカデミーのインストラクター養成講座を受講しようと思った理由、きっかけは何ですか?

・棉栽培、糸紬ぎ、機織りをしており、草木染も本格的に学び、それらの創作に活かしたいと思ったから。

・自然豊かな環境に暮らしているので、周りの自然を活かした染色ができればとかんがえたから。

Q2. 実際にインストラクター養成講座を受講してみて、どのような感想をお持ちですか?

・通信部だったので普段は1人で自宅での作業でしたが、レッスン動画を何度も見返しながら「失敗はできない…」と良い緊張感を持って学ぶことができました。

・様々な課題をこなしていくうちに、「自分でも染めることができる」という自信になったように感じます。

・スクーリングでは他の受講生のみなさんの作品やアイデアに触れることができ、同じ課題でもとても多様な作品に仕上がっていることに刺激を受けました。

・修了後は染織の創作を続け、ゆくゆくは販売などもできるように頑張りたいです。

 

通信部で受講された岡山県在住の井口さん。実は1歳のお子さんがいるお母さんです!初めてスクーリングに参加された時お子さんはまだ生後6ヵ月で、ご主人さんとお子さんと一緒に岡山から京都まで来られていました。

育児でも忙しい日々だと思うのですが、課題の制作はいつも提出期限より何日も早くに仕上げられ、自宅での制作でもしっかりと技術を習得していかれました。

もともと棉の栽培から糸紬ぎ、織もされていたので、今後はそれらに草木染も組み合わせて、豊かな自然を生かした創作活動に期待しています!

 

 

【片山 純代さん】通学部 愛知県在住

Q1. ののはな草木染アカデミーのインストラクター養成講座を受講しようと思った理由、きっかけは何ですか?

もともと幼いころから“色”が大好きでした。クレヨン、絵の具、色鉛筆、折り紙と沢山の色を並べては楽しんでいました。

「草木染」の存在を知ったのは30年程前になりますが、その魅力にひかれながらもなかなか自分の思う教室が見つかりませんでした。普通の趣味の教室ではなく、もっと深い学びの場を探していたのです。そんな中、いつも通りインターネットで検索をしていた時に「のの花草木染アカデミー」に出会いました。

直感的にココだ!と感じたのですが、自宅から遠いこともあり1年間も通えるだろうかと悩みました。送っていただいた資料を何度も見ていると娘が「やりたいことはやったほうがいいよ」と背中を押してくれました。あらためてホームページを見ると、自然の中に溶け込んだ先生方の笑顔が目に飛び込んできました。何事も学ぶにはカリキュラムや技術力などが必要ですが、私にとって一番大切なのはどんな人から学ぶのかということだったと気づきました。そしてそれが私のインストラクター養成講座の受講の決め手でした。

Q2. 実際にインストラクター養成講座を受講してみて、どのような感想をお持ちですか?

「草木染」のイメージしか知らなかった私にはすべてが驚きと感動でした。植物によってこんなにも様々な色が出るのか、また同じ条件なのに人によってこんなにも違う色になるのか。毎回楽しくてしかたがありませんでした。特に感動するのは染めた後にゴム、板などをはずし布を広げる瞬間と、竿にかけられ乾くのを待つみんなの作品を風が揺らす瞬間です。

そして草木を刻みながら、また、お昼ご飯を食べながらする同期のメンバーとのおしゃべりも楽しく、大切な時間でした。

私はカラーセラピストをしているのですが、今後は草木染+今まで勉強してきたことを総合した癒しの空間を作っていきたいと考えています。

 

片山さんは、毎月名古屋から泊りがけで授業に参加されていました。“色”やモノづくりに関する特技もいろいろ持っていらっしゃって、そのベースには片山さんの“好き”という気持ちが感じられます。

インストラクターとしてワークショップや作品づくりなどの草木染の活動といろいろな特技を組み合わせて、これからもっともっと片山さんの“好き”を表現していってくださいね!

 

今回は3人の受講生の声を紹介しました。続きはその②で紹介したいと思います。

 

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現在、第5期インストラクター養成講座の受講生を募集しています!

★お申込み締め切り:4月21日

詳細はこちらからご覧ください→https://kyoto-nonohana.jp/lp/

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