インストラクター養成講座、8月の二日目は藍抜染をしました。

一日目に藍染しておいた生地に、型紙を使って模様を入れていきます。

藍の色を“抜いて”白い模様になる技法なので「抜染(ばっせん)」といいます。

 

フリースタイル講座では自分で型紙を彫ることはしないのですが、インストラクター養成講座では型紙を彫ることから始めます。

藍抜染 型紙

藍抜染 型紙

「麻の葉」や「青海波」、「亀甲」などの日本の伝統文様を彫ったり、自分の名前の落款を彫った人も。

藍抜染 型紙

本当の落款のような表情があってとても上手く彫れていますね。

そして、こんな大作を前もって彫ってくる人もいました!

藍抜染 型紙

これは奈良の薬師寺の水煙(塔のてっぺんの方にある飾り)をモチーフにしてデザインしたそうで、手ぬぐいのサイズに合わせて型紙を彫って来られました。

スゴイ!!

水煙を彫ってきたOさんは、他にもこんなかわいい型紙も!

藍抜染 型紙

藍抜染 型紙

藍抜染 型紙

お琴や三味線、お琴と三味線に使う道具をモチーフにした型紙です。

小さいころからお琴や三味線に慣れ親しんだというOさんならではのデザインです!

 

型紙ができたら、生地の上に配置して抜染をしていきます。藍抜染

藍抜染

だんだん藍の色が白くなって模様が出てきました。

藍抜染

ピーマンもツヤがあって立体的ですね。

 

少しずつ模様を入れていくのは大変でしたが、みなさん完成度の高い作品が出来上がりました!

藍抜染

手ぬぐい屋さんができそうですね~!

 

8月は猛暑の中で外での作業は大変でしたが、今月も濃密な2日間でしたね。

みなさん自分で染色用の鍋や助剤、生地などを買って家でも草木染をされていると聞いて、草木染がどんどん面白くなっていらっしゃるんだなぁと、とても嬉しくなりました!

受講生のみなさんの意欲とパワーに負けないよう、私たちも頑張ります!!

 

インストラクター養成講座

講師 松本陽菜