フリースタイル講座の生徒さんの作品を紹介します。季節ごとの植物を採取して染めていきます。どのような植物、技法でそれぞれの作品ができるかをご覧ください。
マリーゴールドで染めました。
生徒さんが種を一袋植えたら、たくさんのマリーゴールドができたそうです。毎朝のように摘んでは冷凍や乾燥保存して集めていただきました。
写真は手ぬぐい地に雪花絞りという絞り技法をクラスの皆さんで染めました。
[受講生の声]
「庭や畑、野山の草や木に今までとは違う関心ができました。自分で育てたものを染めるっていいですね!」
ピーピー豆でおなじみの「カラスノエンドウ」。春の草木染めの染料になります。
春らしいTシャツが出来ました。輪ゴムで絞り模様をつけて染めています。
[受講生の声]
「草木を採集するのは大変ですが、その後の染め色が出た時の感動はとてもうれしいです。主人とおにぎり持参で野山をウォーキングしながら採集しています」
「茜」という草の根っこで染めています。
魚の形は「板締め」という技法をつかって草木染めをしています。
麻のしっかりした布でタペストリーやのれん、バッグになります。
[受講生の声]
「草木の種類によっていろんな色が出るのが毎回楽しみにしています。この草がこんな色を出してくれるのかと、「はっ」としたり驚きの連続です」
「どくだみ」で草木染めができます。
どくだみは別名十薬(じゅうやく)というくらい色々な成分や色素をもっていて草木染めにすると、時と場合によってグレーが出たり、鮮やかな黄色が出たりする不思議な植物です。
ヒモで絞って濃淡や鉄媒染を使って染め分けています。
大判ストールとのれんです。
[受講生の声]
「予想外の色が出る事も多く楽しくて仕方ないです!」
「蘇芳(すおう)」という木を煮出して染めています。
花火のような模様は蘇芳のピンク系の赤色のベースに鉄媒染と絞り技法で模様を染めだしています。
[受講生の声]
「身の回りのどんな草木にも興味を持つようになりました。夫も興味があるようで、よくインターネットで情報を調べてくれています」
笹(竹)で染めました。生徒さんが採集してきてくれました笹を刻んで煮出します。
黄色に染まりました。かなり鮮やか系の黄色です。
鉄媒染で茶色系、写真にはありませんがシルクの銅媒染で緑系の色に染まりました。
[受講生の声]
「本当に草木に関心を持つようになりました。毎回思わぬ色が出て驚きの連続です。教室の皆さんの熱心な事、多才な事には特にびっくりしています。
木斛(モッコク)で染めました。
モッコクは「木斛」と書くのですね。初めて見る漢字でした。常緑の庭木で生徒さんが庭に植えているモッコクを切って持ってきてくれました。
初めて染めたモッコクですがいい色がでますね。赤色系の色が出ました。
[受講生の声]
「約5年になりますが草木の種類、色や模様など知ることが少しずつ広がっていくことが楽しいです」
藍染の抜染技法をしました。
藍染で染めた布やTシャツに絵を描いたり、型紙で色を抜いたりして模様を出します。
こちらは型紙で色を抜いたもの。
乾かして、スチームアイロンを当てて、水洗いをすると一工程ごとに鮮やかな模様が浮き出てきます。
[受講生の声]
「教室には満足しています。友人との草木の採集も大変だけど楽しませてもらっています。まだまだ色に関してはこれからです。また、人とのつながりの広がりができてよかったです。」