11月27日(金)、毎年恒例の遠足で生徒さんたちと一緒に神戸へ行ってきました。
9時前に京都駅に集合し、バスに乗っていざ神戸へ。
まずは、神戸ファッション美術館へ向かいました。
神戸ファッション美術館では、「KIMONO 日本衣装絵巻 -卑弥呼から篤姫の時代まで」という展覧会が開催されていました。
展覧会では、昭和初期の京都で執り行われていた「染織祭」のために復元された、古墳時代から江戸時代までの女性の衣装100点余りが展示されていました。
「染織祭」と言われてもあまり聞いたことがなかったのですが、当時は葵祭、祇園祭、時代祭と並んで、京都の四大祭と謳われていたいたそうです。
そんなお祭りが京都にあったことも驚きでしたが、なにより当時の染織技術を結集して復元されたという衣装のひとつひとつが素晴らしいこと!!
さまざまな染めの技法と織の技術で表現される文様の美しさ、大胆な図案と配色のセンス、緻密で表現力豊かな刺繍などなど、いつまでも見ていたいと思うものばかりでした。
昭和初期は染織の黄金時代とも称され、日本の染織技術が最高峰に達した時代。その当時最高の技術を持った職人たちの手によって復元された数々の衣装からは、日本人の高い技術と美意識、そしてもっと美しくもっと素晴らしくと尽きることなく高みを目指すような力強い勢いを感じました。
学芸員さんにも一時間ほどかけて解説をしていただき、生徒さんたちも大満足の展覧会でした。
美しいものを見た後は、美味しいごはん。
ということで、お昼は北野にあるフレンチレストラン「Rucette」へ。
このレストランは、以前から家族で何度か食べに来ていたのですが、団体でもOKということで今回お邪魔しました。
アミューズから前菜、お魚料理、お肉料理、デザートのフルコース。
貸し切りにしていただき、みんなでワイワイと楽しく美味しくお食事させていただきました。
ランチの後は、遊覧船に乗って神戸ベイクルーズ。
気持ちいい青空のもと、海の上からの景色を楽しむことが出来ました。
船の揺れがゆりかごのようで、うとうとお昼寝されてた生徒さんもいました(笑)!それぐらい気持ちよかったですね~!
最後は南京町で豚まんなどのお土産を買い、京都へ帰ってきました。
あっという間の一日でしたが、みんなで美しいものを観て、美味しいものを食べて、充実した一日でした。
来年もまたみなさんに楽しんでもらえるような遠足を企画しますね~!!
ののはな草木染アカデミー
松本陽菜