昨日(21日)、井手町のちまき作りの講習会に参加し、とても楽しかったです。
会場に着くと、すでにちまき粉(米粉と餅粉が熱湯で練られた状態)と、葦の葉、イグサが用意されていました。
先生の手際よい手さばきで、ちまき粉が葦の葉でつつまれ、細いイグサであっという間にくるくるとらせん状に縛られ、ちまきが出来上がっていきます。それをお手本に、教えていただきながら作ってゆくのですが、ちまき粉を包んだ葦の葉の先を折り曲げて、いぐさでらせん状にまいてゆくのがとても難しいのです。
何本か作っていくうちに、少しづつ要領がわかってきました。まだまだ形は不ぞろいですが。
包み終わると、4本づつ互い違いに重ね合わせて、しっかりきつく紐で縛り、葦の葉を兜(かぶと)の形になるように切りそろえました。ちまきを立てると本当に兜に見えます。カッコイイですね。
兜の形になったちまきが、大きな鍋の沸騰した中にいっぱい入れられ、茹でられていました。蒸すのかと思っていましたが、直接熱湯でゆでるのですね。その方が、葦の良い香りが、ちまきに移るのだそうです。
数分すると茹で上がり、水気を切るために外で、干されていました。
葦の葉を集める(淀川まで採集にいかれたらしい)とか、ちまき粉を練るなどの大変な下準備の作業を、数人の先生方がして下さったので、私たちはちまきを巻くという楽しい部分を楽しませていただきました。
出来上がってすぐの、暖かいちまきの試食は、とても美味しかったです。また8本の兜の形をしたちまきをお土産に頂いて帰りました。生徒が作ったちまきは、大きさも長さも不ぞろいでしたが、味は素朴で美味しくて、今日も味わいました。
このあたりの昔からの郷土料理ということで、いつまでも引き継がれていって欲しいですね。教えていただきまして、ありがとうございました。