腹ペコ青虫

どれくらい腹ペコなのか。

子供が小さい頃、エリックカール著の絵本「はらぺこあおむし」を、穴に指を突っ込みながら繰り返し一緒に読んでいました。
絵本では、林檎やバナナなど、それこそ色々食べていましたが‥

数日前に大きな黒アゲハ蝶が、花が咲き始めた金柑の周りを飛び回っていました。

昨日、一匹の青虫を発見。
金柑の葉の4枚目を食べ始めている所でした。
どれくらいはらぺこで、どんな風に食べるのか。

金柑の5枚目を食べ終わり、次の枝に移り始めていました。
6枚目から観察を細かくしてみると、葉の中心の葉脈に身体を乗せて、葉の左から食べ始めました。葉脈の左側の三分の一ほど食べ終わると今度は葉脈の右側を食べ始めました。きっと、バランスをとって食べて行くのですね。
左と右をずっと葉の先まで食べると、休憩をします。小一時間くらいでしょうか(正確にはわかりませんが)。
うんこも、このときに沢山しました。

暗くなり始めた頃は、7枚目でした。
朝起きてみてみると、もう8枚目のかなりを食べていましたから雨降る真っ暗闇の中でも、食べ続けていたんですね。
わずか5センチくらいの青虫が、6〜7センチの金柑の葉を8枚も食べ尽くすなんて!!

そこでずっと疑問に思っていたことを、世紀の一瞬を(大げさですが‥)待っていたのです。葉の先まで食べつくして、頭が先にあるのを、どうして方向転換するのかと。
昨日から、この瞬間を見るために何度も、見に行っていたのです。
あ〜いつ見れるのか‥

写真を撮り、パソコンで画像をチェックしながら‥

10分も目を離していなかったと思います。
次に見に行った時には、もうくるりと方向転換して頭が葉脈の根元の方に向いていました。

う〜〜ん残念残念残念‥‥口惜しい〜〜

又次の機会を待ちます。がっくり。