インストラクター養成講座12月の2日目は、ウール糸と原毛を活用して作品づくりを行いました。
まずはニードルフェルティングの技法を練習します。
草木染した原毛を布の上にのせて専用の針で刺していくと、だんだん原毛が布に固定されていきます。
みなさんこのニードルフェルティングの技法をするのは初めてだったようで、ふわふわの原毛が布の上で模様になっていくのを「おもしろい~」と楽しんでいらっしゃいました!
ニードルフェルティングのコツが分かってきたら、さっそく自分のデザインを考えて作品をつくります。
今回の作品は、このように額縁に入れて飾ります。
みなさんはどんなデザインを考えて来られたのでしょうか!
こちらはNさん。
植物に、飛んできた蜂がとまろうとしています!
黄色とグレーと黒で統一された色のトーンが素敵です。
いろいろなステッチとフェルトの、温かみのある表情もいいですね。
こちらはMさん。
来年は申年ということでこんなデザインです。
デザイン化された猿の文字の端っこに、お猿さんがいますね!
授業の時間内に終わらなかったので、また続きはお家に帰ってから完成させるそうです。
申年の来年、完成作品を見せて頂けるのを楽しみにしていますね!
Iさんは、かわいらしいチューリップや丸が画面いっぱいにちりばめられたデザインです。
色とりどりのフェルトやステッチがIさんらしいですね~。
Iさんのデザインはいつもかわいいらしい!完成が楽しみです。
いつも「私奈良が好きなんで」と言っているOさんは、こんなデザインです!
薬師寺をモチーフに奈良絵(室町末期から江戸初期に絵巻物などの挿絵として描かれた絵画だそうです)のようなデザインにされました。
下描きをしているときは、こんなに細かいデザインで大丈夫かなぁと少し心配していましたが、さすが細かい作業が得意なOさん!作業が進むにつれて、お寺や塔らしくなってきました。
がんばって最後まで作業を続けて、完成しました!
細かいデザインがフェルトでひとつひとつ丁寧に表現されていて、色合いもかわいらしく素晴らしいです!
今回の授業は「草木染作品のバリエーションの幅が広がるように」という意図で行いました。
授業の終わりにみなさんが、
「市販のフェルトは色がきつくて好きじゃなかったけど、草木染でフェルトができるなんて思わなかった~」
「服とかバッグとかにもフェルトしたらすごくいいよねぇ」
とおっしゃっていたので、草木染の染め方だけではなくこういった草木染を活かすための授業も取り入れてよかったです!
来月もまた今回とは違った面白い授業が入っていますので、どうぞお楽しみに~!
インストラクター養成講座 講師
松本陽菜