昨日、家のすぐ近くの山に、草木染の材料を夫と採集に。
急に思い立った事なので、近くのスーパーでお弁当を調達。子供の遠足気分である。高枝伐りや鎌、採集したものを入れるビニール袋、軍手などを積み込んで、いざ出発。

秋なので実のものが多いはず。時速10キロ位ののろのろ運転で、右や左を見ながら、山の中を走る。ほとんど車の通行がないのも好都合だ。前からチェックしてあるポイントをゆっくり回る。

「くぬぎ」は、ちょっと時期的に遅い位だったが山の上のほうでは、まだ木に残っていて、落ちた実をかなり集めることが出来た。

kyoto-ide-town-kunugi-01

kyoto-ide-town-kunugi-02

「臭木」(くさぎ‥こんな名がついて可愛そう。葉っぱがビタミン系の匂いがするばっかりに)は丁度良い時。がく?の目の覚めるような色が山でもすぐに目に付いて、沢山集められました。
kyoto-ide-town-kusagi

「やしゃぶし」は、木が年々高く成長してゆくので、高枝伐りで。首が痛くなるほどの高さである。
kyoto-ide-town-yashabushi

「メリケンカルカヤ」は、新興住宅地のまだ家が建っていない空地に一面に生えていて簡単に集めることが出来た。

kyoto-ide-town-merikenkarukaya
染めの材料ではないが、折角の山の中。沢山実っているムカゴやアケビもついでに採集。ムカゴご飯がたのしみだ〜。

kyoto-ide-town-akebi-mukago
ハイカーの人たちに何をしているんですか〜と尋ねられる。
草木染の事をちょっと喋り、ムカゴを見せると、さすが女性の方達。
「ただ歩くだけじゃなくって、こんな楽しみ方があるんだ〜」と。
うまく採集できたかしら??

kyoto-ide-town-mantoro-yama
お昼は、山のてっぺんの見晴らしの良いところで、お弁当。木津川の流れが下に見え、遙か金剛、葛城、生駒山(大阪、奈良)、六甲(神戸)、愛宕山(京都)まで、パノラマが美しい。遙か向こうに、小さく京都タワーも‥見えるはず。(写真では一部分のみ)
やっぱり、高い所は気持ちがいいね〜。この山のてっぺんは、近頃段々知られてきて、ハイカー、マウンテンバイク愛好者や大きな望遠レンズをつけたカメラマンも目にするようになった。でもまだまだ隠れスポットではある。行った事はないが、夜景が奇麗らしい。

隣町の土曜市で、新鮮野菜を色々買ったし、安上がりで収穫大、気分上々の遠足は終わった。

集めた材料を、どんな風に染めていこうか。
これを考えるのも次の楽しみを生み出してくれる。
有難い事ですね〜。「自然からの贈り物」