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ののはなスタッフのブログです。

槐(えんじゅ)、藍、コチニールなどで草木染~多色で重ねて染める

2017.09.12

カテゴリ:インストラクター養成講座, 草木染教室

9月のインストラクター養成講座2日目です。

1日目の授業で、栗のイガや百日紅で黒く板締めしたストールの真っ白になっている丸や四角の中に色を染めていきます。

今回は、えんじゅ、インド藍、コチニールの3種類を使って染めます。

えんじゅは、土日クラスのHさんがつぼみと花を近くの川沿いで集め、乾燥させてから持って来てくれました。藍とコチニールは染料店で手に入れました。

色見本として染めた左がえんじゅ、右はコチニールです。藍は濃くなり過ぎないよう、水色ぐらいに染まるように調整しました。

 

色見本の色を参考にしながら、真っ白な丸や四角の中にどのような色を染めるかを考えます。またどの植物の色を重ね合わせると、どんな色になるかも考えながら、各自、色鉛筆を使ってデザインを考えていきます。

 

デザインが決まったら、染めていきましょう。このストールはえんじゅで染めています。

 

えんじゅを染めた後に、コチニールで染めました。えんじゅとコチニールの色が重なって、茶色に染まっています。

 

植物の色の組み合わせかた、板締めの板の形の違い、ストールの縦横の染め方の違いで、こんなに様々な素敵なストールが出来上がりました。

あまりにもきれいな色に染まったので、ストールとして使うのもいいけれど、タペストリーとして壁に掛けたいという声もありました。ここまで鮮やかな色を草木染で染められるという事を、初めて知ったと言う人もいました。

草木染は渋くて暗い色が多いと思われがちですが、そのイメージを覆す鮮やかな色が染まったので、生徒さん達に喜んでもらいました。

 

2日目後半は、多色を使って、シルク大判ストールの斜めぼかしの染め方の授業をしました。

植物は、えんじゅ、藍、コチニールの他に、工房近くで集めたメリケンカルカヤ、栗、キバナコスモスを煮出したので、6種類の染液が出来ました。

各染液と同じような色の色鉛筆をつかって色の組み合わせを考え、斜めぼかしのデザインのイメージを膨らませます。

 

色の組み合わせ方が決まったら、まず斜め一方向に染めていきましょう。

左、えんじゅとコチニール、右、コチニールと藍です。

 

広げてみると、色の組み合わせ方、線の幅の太さ、色の濃淡などでそれぞれ違った感じに染まりました。

えんじゅとコチニール、かわいらしい色の組み合わせですね。

 

ほかの作品も広げてみると、こんな感じです。

左、えんじゅを先に染めて、片側に藍を重ねています。コチニールのみょうばん媒染と鉄媒染です。

 

左、コチニールと藍です。右、キバナコスモスと藍です。

 

先ほどの斜めぼかしに交差するように、もう一度斜めぼかしで染めていきます。白い線の部分に入ってくる色や重なった部分の色がどう変化するのかを楽しんで染めてもらいました。

白い線の部分に染まった藍染の水色が引き立ってきれいです。重なった部分も深い緑に変化しました。

 

いつもはシックな色遣いを好まれるSさんですが、今回は変化を自ら求めて、こんなにカラフルな作品になりました!

 

黄色の部分に、うす紫が重なって茶色になりました。同系色で染める人が多かった中で、とても面白い組み合わせの染めあがりです。自宅の座敷机に、この作品をクロスとして使った写真を送ってくれました。そんな使い方も面白いですね!

 

黄花コスモスとえんじゅで染めた黄色に、藍を重ねています。オレンジっぽいキバナコスモスと鮮やかな黄いろのえんじゅに藍を重ねると、緑色にどれくらいの違いがあるのか…と考えて染めています。思いどうりに緑色に差が出ていますね。

 

栗の鉄媒染を入れています。おしゃれな色の組み合わせの中に、黒く引き締まってポイントになっていますね。

 

他にも面白い作品が出来上がっていたのですが…写真を撮ることを忘れてしまい、残念!!

 

中級コースまでは、植物が1種類で、ミョウバン媒染と鉄媒染の2色になることが多かったのですが、今回から多種類の植物を使い、様々な組み合わせで色も無限に広がることを実感してもらいました。「さすが上級コース」と言ってもらえて、私達も嬉しかったです。

10月は、毛糸や絹糸、麻糸など様々な技法で染める授業です。草木染で広がる世界をもっと深めて、楽しみましょう。

皆さん、おたのしみに~。

 

ののはな草木染アカデミー代表  松本つぎ代

 


黄花コスモス、栗、サルスベリで草木染~花火模様の絞り染めを学ぶ

2017.09.10

カテゴリ:インストラクター養成講座, 草木染教室

9月から来年1月までの5カ月間、インストラクター養成講座は上級コースになります。

9月の授業の課題は、「服の染め方と花火模様の絞り染めを学ぶ」「板締め絞りの重ね染を学ぶ」「多色の斜めぼかし染めを学ぶ」の3つです。

 

 

1日目の授業では、花火模様の絞り染めでブラウスを染めました。

土日クラスで使った植物は、アカデミーの庭に咲いていた黄花コスモスと栗のイガ。

この時期アカデミーの庭に沢山花をつける黄花コスモスを、みんなでワイワイ童心に返ったように摘みました。

 

月火クラスでは、授業の日の朝に1期生のMさんがグッドタイミングで届けてくれた百日紅(サルスベリ)を使いました。Mさん、ありがとうございます!栄養たっぷりの立派な枝ぶりで、葉っぱも生き生きとしています。みんなで細かく刻んで煮出します。太い枝はとても堅かったですが、切れ目を入れるとさくっと折れました。

 

染液を作っている間に、花火模様になるようにブラウスを洗濯ばさみで挟みます。この技法は、初級コースで学んだ洗濯ばさみの絞り染めの応用編です。

出来上がりをイメージしながら、各自デザインを考えてブラウスに絞りを施しました。

 

さあ、染液が出来たら染めていきましょう。

左から黄花コスモス、栗のイガ、百日紅で染めた色です。

 

染液で染められたら次は、初級コースで習ったことを思い出して洗濯ばさみをずらし、鉄媒染をします。

 

良く水洗いをしてから洗濯ばさみを外すと、ほ~ら、花火模様が出てきました。

みなさんそれぞれ洗濯ばさみの数や挟む位置などによって、いろいろな花火模様が出来ました。

そういえばこんな花火もみたことありますね~。

 

全体はこんな感じです。

模様の大きさや配置によって、それぞれ印象が違っておもしろいですね!

大きな花火、ちいさな花火が夜空に広がっています! みなさん、思い思いの花火模様が出来ましたね。

 

そして2日目の授業に向けて、板締め絞りの作業もしました。

ストールを折りたたんで万力で締めて、染める準備完了。中級コースで初めて万力を使ったときは一人で扱うのに四苦八苦されている方もいましたが、上級になるとみなさん手慣れて仕事が早くなりました。

これを土日クラスは栗のイガ、月火クラスは百日紅の染液を使い、しっかりと鉄媒染をして黒く染めます。

水洗いして板を外すと・・・

真っ黒の中に、きれいな丸がくっきりと現れました!

大きく広げてみると、全体に真っ白な円がきれいに3列並んでいます。

これだけでも十分きれいなのですが、2日目の授業ではその真っ白な円をカラフルに染めていきます。

どんな仕上りになるか楽しみです!

 

ののはな草木染アカデミー 代表

松本つぎ代


草木染~赤紫蘇で染めた布がバッグに出来上がりました

2017.09.08

カテゴリ:インストラクター養成講座, 草木染教室

インストラクター養成講座の中級コースで、8月に赤紫蘇で染めた布がバッグに仕上がりました。

着抜技法という技法でそれぞれが、型紙を自分で彫ったり、手で描いたりして麻の布に模様を描いたものです。

 

赤紫蘇で染めた布をバッグに

 

 

こうして並べてみると、どれ一つとして同じものがなく個性が光っていますね。

 

作者ご本人に持って頂きました!

ぎっしり手描きされた模様が、迫力ありますね~。

集中して模様を描いていた頑張りが、素敵なバッグになりました。

 

赤紫蘇の鉄媒染のグレーにミョウバン媒染の黄緑色の切り替えがアクセントになっておしゃれですね~。

手描きされたフクロウもかわいらしいです!片足につかんでいるのは、赤紫蘇の葉っぱだそうです!

 

バッグを手にして思わず、大きな笑顔!

バッグの表面と裏面、表情がちがっているので両面を楽しく使えますね~。

 

ヴィンテージ感を出してバッグを作りたいと仰っていましたが、

線の描き方や型紙のカットの仕方で、おもいどうり出来てにっこりでしたね~!

 

妖怪の名前の文字が、バッグの中で動いています。

文字の描き方が独特で、デザインになっていますね!

 

台風が近づく中で、短時間で良くここまで仕上げられました。

一つ一つの丸に表情があって、シンプルだけど、楽しいバッグになりました。持ち手と裏面を色違いにしたのも正解でしたね!

 

あと数名の方は、写真を撮らせてもらう前に自宅に持って帰られて、残念です!

菊の模様が計算どうり、バッグに収まっています。

両面とも、着抜がきれいに仕上がっていて、赤紫蘇の色の良さが生きていますね。

 

アラベスク模様が、バッグにきれいに描かれています。黄色のポイントが効いていますね。

しっかりプランどうりのバッグに仕上がりました!

 

着抜の色の違いが、ハスの葉を生き生きとさせています。

お花のようにも見えて、かわいいバッグになりましたね!

 

バッグに仕立てることを前提に、赤紫蘇を使っての制作。

それぞれが個性を発揮して、みんな満足のできる作品ができて良かったです。

次回9月からは、上級コースに入ります。みんなで楽しみながら、お互い切磋琢磨しながら制作を続けましょう!

 

松本つぎ代


草木染を通信で学んでいる生徒さんの作品を紹介します!

2017.09.01

カテゴリ:インストラクター養成講座, 草木染教室

ののはな草木染アカデミーのインストラクター養成講座は、8月で中級コースを終了し9月から上級コースが始まります。

通信部の受講生の一人、Eさんが8月の下旬に中級コースの課題(レッスン7~レッスン13)を終えられ作品をまとめて送ってこられました。

通信部の受講生は、スクーリングに参加する時以外は自宅で一人で動画を見ながら作品づくりをしています。一人でも頑張って素晴らしい作品を制作されていますので、作品をご紹介いたします。

 

【ログウッドで染めた板締め絞りの麻ストール】

四角い板の模様がくっきりときれいに出ていますね。「万力を一人で扱って板締めをするのは難しかった」とEさんはおっしゃっていましたが、しっかり万力を使って防染できています。ログウッドの青紫色と地色の白のコントラストもきれいです。

 

【ログウッドで染めた縫い絞りの綿Tシャツ】

丸がとてもきれいに縫えていて、縫った後の巻き上げ絞りと帽子絞りもきれいです。袖にも縦に模様を入れているのが素敵なデザインです。

上品な色に仕上がっていて、Eさんにお似合いになりそう!

 

【レモンバームで染めたライン絞りの綿ストール】

レモンバームのミョウバン媒染の優しい黄色と、鉄媒染の上品なグレーの色合いがきれいです。

ライン絞りのコツが分かると、もう少しくっきりとしたラインを染められるようになります!

 

【ヤシャブシで染めた板締め絞りの麻のれん】

ヤシャブシで秋らしい色合いののれんが染まりましたね。板締め絞りをしたベージュ色と淡いグレーの色がきれいです。板が重なった部分の白もきれいでポイントになっていますね。

 

【藍染 雪花絞りの手拭いとおりがみ絞りの綿風呂敷】

こちらの作品は、スクーリングに参加して通学部の方たちと一緒に制作されました。

雪花絞りのぼかし具合が、とてもうまくいっていますね。おりがみ絞りの風呂敷も、模様がそれぞれ少しずつ違った形に染まって面白いです。

 

【藍抜染技法による綿麻市松織地タペストリー&綿手拭い】

左の作品は筆で描かれたのですが、線がのびやかで素敵ですね。右の手拭いもお花と茎だけを描かれて、葉っぱを省いてあるとデザインが素敵だなと思います。Eさんの上品な感性が表われています!

 

【ヤシャブシで染めた着抜技法による麻キャンバス生地】

他の方にはなかったような発想で、大胆でモダンな柄に仕上がりましたね!スポンジを使っていわし雲のような表情が面白いです。

トートバッグに仕上がるのが楽しみです。

 

通信部の受講生は、各コースでスクーリングに参加され、通学部の受講生と一緒に授業を受けられています。

私達講師を含め通学部生とLINEのグループを作り、ラインの中で制作の分からないことを質問したり、完成した作品の画像を送りあったり…と交流を深めています。

ともすれば孤独になりがちな通信部コースですが、スクーリングに来られたことで通学部生と仲良くなり、制作する上で大きな励みになったことと思います。

 

通信部も、9月から上級コースに入りますが、これからも頑張ってください。

上級コースでの作品を楽しみに待っています。

 

ののはな草木染アカデミー 松本つぎ代

 


草木染~赤紫蘇で染めた布に着抜技法で模様を描く

2017.08.13

カテゴリ:インストラクター養成講座, 未分類, 草木染教室

インストラクター養成講座中級コース8月の授業2日目は、赤紫蘇で染めた布に着抜技法を使って模様を描いていきます。

着抜技法というのは、初めに染めた時に使った媒染剤(例えばミョウバンや木酢酸鉄など)を、着抜液を使って、スズとチタンの媒染に置き換えて色を変えることで模様を出す技法を言います。初めの色を抜いて、次の色を定着させるので着抜と言います。

各自が考えてきた図案に沿って、型紙をカットして模様を出すのか、それとも筆で模様を描くのかを考えてから作業を始めます。

型紙を模様の通りにカットしています。

 

チャコペーパーを使って、布に図案を写しています。

 

型紙がカットできたり、図案を写し終えたら、いよいよスズとチタンの着抜液で描いていきます。

授業1日目に赤紫蘇で染めた布が、ミョウバン媒染できれいな緑系、鉄媒染でカーキ色のような渋い色でしたね。自分の麻生地の端っこで、スズとチタンの着抜液でどのように色が変化するかを確かめてみましょう。

スズ着抜液で白っぽい色に、チタン着抜液で黄色あるいは黄土色に変化しますね。それを踏まえて2色に染め分け模様を描きましょう。

 

土日クラス、月火クラスとも作業をしている時は、本当に静かです。みんな集中しているのですね。

 

連続模様をフリーハンドで描くTさん。スズとチタンの色が交互に描かれて、心地よいリズムが生まれています。

異国の地のタイル模様のように感じられますね。

 

 

いつも文学的な言葉や個性的な書体で描くYちゃん。今回も色々な妖怪の名前をデザイン化しましたね。

とてもユニークで、誰もまねできない独特な世界を作っています。難しい読めない字がいっぱい出てきて、読み方を教えてもらいました。

 

台風10号接近の為、長野に帰るバスが早い時間になり、急遽考えてきていた細かい図案から大胆な模様に変更したWさん。

ちょっと残念だったですが、いつか、あのち密な図案を使って作品が出来ればいいですね。

 

シンプルなデザインだけど、Hさんらしいかわいい模様になりました。

細い部分の型紙も上手にカットしていたので、着抜液がかぶらず、うまく蓮の葉が表現されていますね。

 

菊の模様が、本当にきれいにカットされていますね。トートバッグにした時の模様の配置までしっかりと計算されていたOさん。

バッグを持った時の表情にまで気を配ってデザインされていました。

 

とても可愛いらしい紫蘇を持ったフクロウ。常日ごろからTシャツなどに絵を描く仕事をしているKさん。

穏やかでユーモアも感じられるKさんワールドが、ここにも楽しく表現されていますね。細い線も上手に描けています。

 

「グレープフルーツムーン」って何か意味あるのですかと問うと、ある人の歌だと教えてくれました。その歌を調べてみると何か哀愁を帯びた詩で、Sさんの想いを表しているのでしょうか。

ヴィンテージ感を出したいと型紙のカットも、わざと切れにくいカッターでカットされました。いい感じでていますね~。

 

アパレル関係のお仕事をされているHさん。見本から自分の作るバッグの大きさを調べていかれ、ぴったり合うサイズの模様を考えてこられました。

細部にまでこだわるプロ魂を感じます。

 

刺繍模様から図案を考えられたHさん。びっしりと詰まった模様をほぼフリーハンドで描かれました。線が書きなれていて、速度もとても速かったです。

学生時代に鍛えられたという技が生きているのでしょうか。

 

作業が終わったらスチームアイロンをしっかりかけて、模様が他に移らないように気を付けて水洗いをしましょう。

皆さん頑張ったので、こんなに楽しい模様が出来ました。

それぞれに個性が発揮されていて、みんな素晴らしい出来栄えです!!

 

 

 

模様の位置や布の配置など各自が書いた指示書に従って、仕立ててもらう縦長と横長のトートバッグ。

それぞれのオリジナルバッグが出来上がって来るのを、楽しみに待ちましょう。

 

本当にきれいな色を出してくれた赤紫蘇。提供してくださった農家さんに、改めてお礼申し上げます。

 

松本つぎ代

 

 


赤紫蘇で草木染~着抜技法を学ぶ

2017.08.13

カテゴリ:インストラクター養成講座, 草木染教室

こんにちは、松本つぎ代です。

イストラクター養成講座中級コース8月の課題は、「着抜技法を学ぶ」です。

着抜技法というのは、草木染した布にスズとチタンの着抜液を用いて、模様を描く技法です。染めあがった布が、トートバッグに仕立て上がることを頭に入れて、模様のデザインも宿題で考えてきてもらいました。

 

 

京都大原の農家さんから赤紫蘇を頂けるという連絡を、元生徒さんからもらい、授業の前日に頂きに伺いました。

有名な土井のしば漬け本舗さんに紫蘇を出荷されている農家さんだけあって、丹精込めて育てられた赤紫蘇は、本当に色が濃くて香りも強く立派でした。

大原の地で、他の地域の品種が交配しないように代々大事に育てられ守ってこられた、しば漬け用の赤紫蘇を頂けるのは、本当にありがたいことです。

 

大原には、土井のしば漬け本舗さんがやっている「竈(かまど)たき立てご飯」というお食事処もあり、のんびり赤紫蘇畑を眺めながらお昼ご飯を頂きました。

 

 

しば漬けだけではなく、10種類以上の様々なお漬物が並ぶお漬物バーがあり、好きなだけお皿に取ってくることが出来ます。お漬物と言っても薄塩でサラダ感覚で頂けて美味しかったです。

 

さて授業当日です。

赤紫蘇を押切り(わらなどを切る道具)でサクサクと切っていくと、紫蘇のいい香りが漂ってきました。

 

 

新鮮で鍋いっぱいの赤紫蘇で煮出した染液は、ワインのようなとてもきれいな色です。赤紫蘇から見事にきれいな色が生まれ出てきたのですね。

このきれいなワイン色の染液で、どんな色が染まるのでしょうか。

 

 

前もって下地処理した麻の生地に染めてみると…なんて不思議なんでしょう!

染液はワイン色なのに、染まった生地の色は緑系なんです。ちょっと魔法にかかったようです。

水で洗うと緑の鮮やかさが、さらに増してきます。まるで青じその色です。

不思議ですね~!感激しますね~。

草木染では、緑系はなかなか染まりにくいので、赤紫蘇のこの緑は、とても貴重な色です。

 

 

次に鉄媒染をしてみると、緑がかった黒っぽい色になります。

 

着抜技法では、模様を引き立たせるために鉄媒染で布を黒っぽくした方が良いのですが、このきれいな緑色を残したい!という生徒さんもかなりいました。

 

 

染めあがった生地は、良く水洗いして干しておきましょう。

2日目の着抜技法に向けて、皆さんがどんな図案を考えてくるのでしょうか。

楽しみですね~。

 

松本つぎ代

 


奈良・春日大社で古い時代の草木染や草木染の染料植物を学ぶ

2017.07.31

カテゴリ:インストラクター養成講座, 草木染教室

7月下旬に、第2回ののはな草木染研究会を開催しました。

ののはな草木染研究会というのは、ののはな草木染アカデミーでインストラクター養成講座の上級コースまでを修了した受講生がメンバーとなり、草木染の歴史を学んだり、各地の美術館を訪ねたり、自然の中を歩いて植物を観察したりと、メンバー同士の交流を深めながら草木染にまつわることをより深く学ぶための会です。

メンバーが持ち回りで幹事さんとなり、自分の得意分野や仕事での専門性を発揮して、資料を作ったりみんなの前で解説をしたり、また当日のタイムスケジュールなども計画してもらいます。

今回は、インストラクター養成講座1期生の大瀧さんと、2期生の明石さんが幹事となり、奈良春日大社にリニューアルオープンした国宝館や万葉植物園など、草木染にフォーカスしてルートを考えてくれました。前もって下見をしたり、多くの資料を整えたり、メンバー同士のLINEグループでみんなに連絡したり…本当によく準備してくれました。

 

 

学生時代から月1で東京から奈良に、特に薬師寺に通ってきていた奈良を愛してやまない大瀧さんは、奈良のお寺や神社にとても詳しいです。

リニューアルオープンした春日大社国宝殿では、大瀧さんに見どころの説明をしてもらった後、実戦用ではない国宝の鎧や籠手(こて)を観賞しました。展示は終わっていましたが、鹿皮を茜(あかね)で染めて制作された赤糸威大鎧(竹虎雀飾)(あかいとおどしおおよろい)(下の写真の右上の鎧)は「本当に茜染の赤い色がきれいで素晴らしい鎧だった」と下見の時に見た鎧の話をしてくれました。写真で見ても茜の色が鮮やかで、きれいですね。

 

 

他に同じような赤糸威大鎧(梅鴬飾)も展示されていましたが、これは紅花染でした(上の写真で左下の鎧)

これまでじっくり見たことがなかった鎧ですが、こんな鎧にまで草木染が施されていたのは、驚きでした。奉納用・儀式用のためとはいえ、細かな細工飾りがなされていて、草木染の色もきれいに残っていて美しい美術品のようで、見ごたえがありました。

 

続いて、春日大社の御巫(みかんこ)修行と十二単(じゅうにひとえ)のお話がありました。

 

 

春日大社で御巫修行を受け、巫女体験をした大瀧さんは、十二単を着せて頂く機会があったそうです。本人はじゃんけんで勝ったのでと言っていましたが、凄い特別な体験ですよね。着せてもらった衣は草木染ではなかったようですが、「絹で作られた十二単の重さを実感した、だから座っている絵姿が多いんですよね」と感想を言っていました。そういえば小倉百人一首の姫は、座っている図が多いですよね。やはり重かったからでしょうか。それにしても大瀧さんの十二単姿、かわいいですね。

また、20年に1度の式年造替を終えた朱色に輝く春日大社の「正遷宮初詣り」を、巫女さんのご案内でさせて頂きました。特別な宗教を信じているわけではないけれど、やはり何かを拝む気持ちになってしまいます。

 

朝に訪ねた万葉植物園では、万葉集の歌に出てくる植物で、染料となる植物を中心に明石さんが解説してくれました。明石さんは、普段は野生植物や動物の環境調査の仕事をしています。

 

 

むらさき(紫草)の花が2~3輪咲いていて、初めて実物を見ました。その根っこである紫根を染めに使うのですが、その染め方は特殊でとても難しかった記憶があります。京都に紫野という地名が残っているのは、野生あるいは栽培したむらさきが群生していたからだそうです。明石さんによると、むらさきは環境省では絶滅危惧ⅠB類(EN)、京都府では絶滅寸前種、奈良県では絶滅種だそうなので、今ではとても貴重な植物になっているのですね。

くれないも咲いていました。くれないは、紅花の事です。個人的には、ジブリの高畑勲監督の「おもいでぽろぽろ」が好きで、紅花畑の描写がとてもきれいだったことを思い出します。

紅花も教室で染めたことがあります。染めるには、紅花を水で何度ももんで、出てくる黄水を捨てて紅を抽出するという大変な作業があります。残念ながら色があせやすい植物なので、万葉集では、心変わりのシンボルとして引き合いにされていたそうです。

他にも、あかね、くず、やまあい、はぎ、すすきなど、いろいろな染料植物を実物を見ながら解説してもらいました。これまで染めたことがないカキツバタや鶏頭も、染料植物に入っていましたが、どんな色になるのでしょう。いつか教室でも挑戦してみたいですね。

 

これまで気になりながらも、詳しくは知ろうとしなかった万葉集にでてくる染色に用いる植物とその歌の世界。自分の手で草木染をしているからこそもっと万葉集の世界を知りたい、万葉植物園をまた季節のよい時に訪ねたいと思いました

 

 国宝館で

 

会の終わりに、大瀧さんが紹介してくれた天平庵東大寺店で冷たいかき氷や抹茶パフェなどで体を冷やしました。その美味しかったこと!

夏の暑い1日でしたが、幹事さんのお陰で参加者のみんなが本当に充実した良い1日となりました。感謝です。

 

松本つぎ代


藍染体験~Fmgigツナガリっちょラジオスタジオの山田さんが藍染体験に

2017.07.29

カテゴリ:フリースタイル講座, 草木染教室

先日、出演させていただいたFmgigツナガリッちょラジオスタジオの山田さんが、藍染体験にお越しくださいました。

もともと草木染にとても興味を持たれていたそうで、多方面にわたって話がはずみました。

特にウメノキゴケの色と染め方にとても興味を持たれた様でした。

ののはな工房の草木染がもっと世の中に知られたら良いのに…とおっしゃってくださいました。

 

気に入ったストールが出来て、喜んでいただいてとても良かったです。

また、草木染の体験もしてみたいと仰っていました。


草木染め体験(5,500円)でオリジナルのストールが作れます!

2017.07.20

カテゴリ:草木染のこと, 草木染教室

ののはな草木染アカデミーは、年間を通して草木染め体験教室を開講しております。

夏季には藍染体験教室も開催します!

あなただけのオリジナルストールを作ってみませんか?

 

電話:0774-29-3337(おかけ間違いにご注意ください)

草木染め体験ご予約バナー

 

実際に草木染め体験(大判シルクストール1枚を染めて持ち帰れます)をされた皆様より、うれしい感想を多数いただいております。

草木染めをした黄色いシルクストール

「(8年前に)体験で初めて染めたストールがお気に入りで、ずっと使ってます。」

「予想外の色が出て、驚きました。」

「童心にかえって楽しみました。」

「草をきざむところからできて、面白かった。」

「自分でデザインを考えて、オリジナルが出来るのが嬉しい。」

タマネギでシルクストールを染める

草木染めを体験するのは初めての方がほとんどです。

当アカデミーの草木染め体験は、デザインを考えるのも含めて2時間以内で完成し、全くの初心者や小学生でも楽しんでもらえます。

 

草花が好きな方、もともと草木染めに興味のある方はもちろん、これまで全く興味のなかった方でも体験を通して新たな発見をし、満足気な表情で帰られます。

自分で染めたストールをプレゼントしたい方にも大変好評で、家族へのプレゼントにしたいと草木染め体験に来られた方もいらっしゃいました。

 

ののはな草木染アカデミーの草木染め体験について

草木染め体験のワンシーン

当アカデミーの草木染め体験では、大判シルクストール1枚を染めて、お持ち帰りいただきます

およそ170cm×50cmで、首に巻いて使えるのはもちろんのこと、肩から羽織ることもできるくらいの大きさです。

 

ストールはいくつかの種類の中からお選びいただけます

・光沢があるもの
・ナチュラルなテイストのもの
・ラメ入り
・房付き など

 

グラデーションに染めたり絞り技法を施したりして、自らの手で染めたストールは思い入れもひとしお、きっとお気に入りのストールになることでしょう。

春・秋はお出かけに、夏は軽くて小さく折りたためるのでエアコン対策に、3シーズン活躍します。

 

染め上げたストールを、そのまま巻いて帰られる方が多いのが大きな特徴です(雨天時など乾かなかったときは袋に入れてお渡しします)。

 

草木染め体験の手順

1.植物を煮出し染液をつくる

まずは、旬の草木を用意していますので、鍋に入れて煮出していきます。

(綿や麻など植物性繊維を染める時は、下地処理が必要です。草木染体験時は基本的にシルク素材なので不要)

2.シルクストールをミョウバン媒染

ストールをミョウバン媒染液に浸けている間に、デザインを相談して決めます。

濃淡のグラデーションにしたり、輪ゴムや洗濯バサミなどの身近な道具を使って絞り技法をしたりできます。

3.染液に浸けて染める

染液が沸騰して色が出てきたら、いよいよ染めていきます。

草木を煮出した染液は、どんな色でしょうか?

染液のはじめの色、染まったストールの色、染め終わった後の染液の色に注目してみてください。

染めているうちに染液の色がストールに移り、液の色が薄くなってくるものもあります。

4.鉄媒染

最後に鉄媒染。

デザインによっては入れないこともありますが、渋い色を引き出す鉄媒染は少し入れると作品が引き締まります。

 

水洗いをして干して、完成です。

 

草木染めを体験するのに必要な持ち物

持ち物はエプロンのみです。

動きやすい、水仕事のできる服装でお越しください。

草木染め体験の時の服装イメージ

草木染めに必要なはさみ・鍋・ボウル・ゴム手袋や、絞り技法に必要な輪ゴム・ひもなどはすべて用意しております。

 

恐れ入りますが、草木染め体験での材料の持込はご遠慮いただいております(素材によって染める手順が変わり、時間内に完成しないものが多くあるためです)。

ご了承くださいませ。

 

体験費用

5,500円(材料費込・税込)を、ご訪問時にお支払いください。

 

ご予約について

予約システム内のカレンダーをご覧頂くか、直接お電話にてお問い合わせください。

電話:0774-29-3337(おかけ間違いにご注意ください)

草木染め体験ご予約バナー

草木染め体験は、月に3~8回ほど開催しております。

 

【時間】13:00~15:00

【場所】ののはな草木染アカデミー(京都駅から電車で30分、JR玉水駅下車、徒歩6分 京都府綴喜郡井手町井手宮ノ本73-5)

ののはな草木染アカデミーマップ徒歩用

 

よくあるご質問

◎駐車場はありますか

近くのスーパーミヤモトさんの駐車場と契約しておりますので、そちらに駐車してください。

停める場所の指定はありませんので、空いている所に駐車ください。(無料)

 

[スーパーミヤモトさんの情報]

〒610-0302 京都府綴喜郡井手町大字井手小字宮ノ本86

電話: 0774-82-4090(※カーナビ入力にのみお使いになり、電話はしないでください)

 

◎何名まで同時に体験できますか

定員は1日6名までとなっております。7名以上の団体の方は日程応相談。

10名以上の場合、場所を借りて出張ワークショップを開催することもできます。

場所や、設備、費用などは応相談。

 

◎誰でも参加できますか

小学生未満のお子様や、日本語の理解できない外国人の方だけでのご参加は、原則お断りしております。

火を使うので、料理ができるくらいの年齢が目安(小学校高学年〜中学生以上)です。

※藍染は火を使わないので小さなお子様が体験されたこともあります。

 

初心者大歓迎で、草木染めが始めての方の参加がほとんどです。

 

◎自分の好きな色に染めることはできますか

当日アカデミーが用意した植物で染めますので、その植物で草木染めした色となります。

ご了承くださいませ。

 

 

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草木染めとは?(草木染アカデミーまとめ)

2017.07.19

カテゴリ:草木染のこと

はじめまして、ののはな草木染アカデミー代表の松本 つぎ代と申します。

京都府・井手町で草木染め教室を始めて、約30年。

これまで草木染め教室・草木染め体験あわせて、のべ10,000人以上に草木染めを教えてまいりました。

 

草木染めについて、以下にまとめております。

是非ご一読いただき、ご興味を持っていただければ幸いです。

 

 

草木染めとは

草木染めのバッグ

「草木染め」って、そもそも何?

草木染め(草木染とも)とは、草木を煮出してつくった染液に、綿や絹(シルク)、羊毛(ウール)などの天然素材の糸や布、ストールなどの材料を入れて染めることをいいます。

一部の草木では、藍染や紅花染めのように煮出さずに染めるものもあります。

天然染料というくくりで貝紫やイカ墨などの動物性染料、べんがらなどの鉱物染料を含めて草木染めとしているところもあります。

(美容院で植物原料のヘナや藍を使って髪を染めることなどを草木染めと言っていることもありますが、ここでは糸やファブリック素材に染めることのみを草木染めとして扱います)

 

草木染めの歴史

染色文化の歴史は古く、原始的な手法での染色は中国では紀元前3000年頃、ヨーロッパやインドでは紀元前2500年頃から行われていたことが分かっています。

日本では、縄文時代(紀元前1400年頃)から植物や貝紫などで染色が行われてきたとされています。

 

飛鳥時代(592年~710年)になると中国や朝鮮の染色技術が入ってくるようになり、この頃から日本の染色は急激に発達しました。

冠位十二階によって服の色が位づけされるようにもなり、奈良時代(710年~794年)には原色のようなはっきりした色彩を追い求めるようになりました。

正倉院宝物などを見ても植物による高度な染色技術がすでに確立されていたことが分かります。

 

明治時代(1868年~1912年)になって化学染料が輸入されるようになると、染色の世界は大きな変革を迎えます。

明治30年頃には植物染料のほとんどが化学染料に代わり、植物染料による染色は途絶えてしまいました。

その後、第一次世界大戦(1914年~1918年)によって化学染料の輸入が途絶えたことをきっかけに、古来の植物染料による染色の研究が再開されます。

 

昭和初期(1926年~)から盛んになった民芸運動の高まりとともに、日本各地で植物染料による染色と紬織が行われるようになりました。

 

「草木染」という言葉は、昭和5年(1930年)に作家で染織家の山崎 斌(やまざきあきら)氏が化学染料による染色と区別するために命名しました。

草木染めは、人間国宝である志村 ふくみ氏の活躍などにより日本の伝統工芸としてその価値が評価され、現在まで続いています。

 

また近年では、自然や手仕事のものづくりに興味を持つ方が増え、幅広い世代で草木染めへの関心が高まっています

 

草木染めの「旬」

染料となる植物には、採集する季節によって染まる色が変わるものがあります。

 

例えばでは、1~3月頃に赤味が強くなり、さくら色やベージュがかったピンク色を染めることができます。

初夏の葉っぱが茂る頃には黄味が強くなり、オレンジ~茶色系が染まります。

桜でシルクストールを草木染め

草でも、例えばメリケンカルカヤは、葉と茎が緑色をしている夏には黄緑に近いような若々しい黄色が染まり、葉と茎が赤茶色になる秋から冬に採集して染めると赤味が出て黄金色に染まります。

 

季節ごとにいろいろな植物で染めてみると、植物が季節の移り変わりの中で日々変化していることを感じられます。

染料となる植物にも、野菜や果物と同じように美しい色に染まる「旬」があるのです。

 

◎草木染めに適した、草木の旬の一例

春:桜、カラスノエンドウ、タンポポ、ヒメジョオンなど

夏:ヨモギ、ドクダミ、フェンネル、藤、藍、赤じそ、ミント、花オクラ、高野槇など

秋:メリケンカルカヤ、栗、ドングリ、キバナコスモス、セイタカアワダチソウなど

冬:梅、蝋梅、カリン、ヤシャブシなど

通年:月桂樹、タマネギ、茜、ログウッド、蘇芳、ウメノキゴケなど

 

※上記の季節にしか染められないということではありません。土地の気候などによっても旬の季節は異なります。

 

草木染めのメリット・デメリット

◎草木染めのメリット

・化学染料にはない深みのある色合いが出せる(※)

・空き地の草木や庭木、プランターの植物、野菜など身近な植物を使ってできる

・ものづくりをする経験だけでなく、様々な植物の特徴や生態、意外な一面を知ることができる

・やり方がわかれば、台所や家庭にある道具を使って、安全にできる

・色が褪せてきても、同じ草木や違う草木も煮出して染め重ねられる

 

(※)
化学染料の色素は細かく均一なので、光の反射が均一で平面的に見えるのに対し、植物から抽出した色は、さまざまな色、形、大きさの色素が含まれているため光がさまざまに反射します。光の角度によって色合いが違って見えたり、化学染料では出せない深みを感じたりするのです。

 

◎草木染めのデメリット

・一般に化学染料にくらべて、日光や摩擦に弱い(堅牢度が低い)といわれている。

日光に当てても褪せにくい染料も多くある。また、褪せてきたら染め重ねられる

・同じ植物を使っても、季節などの諸条件により同じ色を染まらないことがある(再現性が低い)。

→採集した季節、草木の鮮度、採集した場所、染める素材によって変化する楽しみが草木染めの醍醐味の一つ

 

 

見直されている草木染め

自然豊かな京都府井出町で草木染め体験

草木染めでシルクの紬糸を染めて織り、紬の着物作家である志村 ふくみ氏(人間国宝・文化勲章受賞)や、奈良時代の古い草木染めの研究者で染色家の吉岡 幸雄氏が、テレビなどメディアを通じて世に草木染めの世界を紹介してきました。

自然と触れ合うことや、心の豊かさを求めている方が増え、「草木染め」という言葉や「草木染め」に対する共感が広がってきています。

 

・自然との関わりや文化などの感性価値を大切にする人

・自分の心を豊かにするものにお金を使いたいと思う人

・「モノ」があふれている時代にあって、「コト」(ストーリーや体験、ルーツなど)を重視する人

このような方々に、草木染めは注目されています。

 

私たちは、草木染めに関して「エコだからいいものだ」「草木染めは善、化学染料は悪」等の対立を生む発想ではなくて、「草木染めを通して自然とふれあうことができ、草木染を生活に取り入れることで自分が豊かになれる」という感性のもと、多くの方に楽しんでもらえたらと思っています。

 

 

草木染めをもっと学ぶには?

草木染めインストラクター養成講座の様子

体験で草木染めに興味を持たれた方を対象に、より草木染めを楽しめる、学べる講座もご用意しております。

詳細については、下の各講座の画像からお進みください。

 

フリースタイル講座の詳細はこちら

毎月1回、和気あいあいとした雰囲気の中で、草木染めの作品づくりを楽しめる講座です。

 

インストラクター養成講座の詳細はこちら

草木染めの知識・技術・表現方法を、実習と座学によって深く学べる本格的な講座です。

 

 

あとがき

いかがでしたでしょうか。

遠方などで実際にアカデミーに来られない方であっても、この記事で草木染めに興味を持っていただけたならこの上ない喜びです。

 

最後に、私と草木染めとの馴れ初めについて、少しだけお話させてください。

 

私が草木染めと出会ったのは30年以上も前のこと。

草木染めの人間国宝、志村 ふくみさんの草木染の着物を初めて見たその時から、心の底で草木染めへの憧れを持ちました。

「身近な植物からこんなにも美しい色を取り出せる」というのは、私にとって大変な驚きでした。

調べてみると、草木染はずっと昔から行われてきた染め方でした。

化学染料が発明されるまでは…。

 

ある日、夫の友人が、草木染めで糸を染めてみたいというので、手伝いました。

そのとき、何年も持ち続けていた想いが爆発したんです。

ヨモギでとても美しい色を出せたのですが「もうこれはなんとしても自分でやっていくしかない!」と思いました。

その頃、今ほど草木染めをやっている人はおらず、本もほとんどありませんでした。

独学で、昔の染色の本を見ながら、身の回りの草や木で試行錯誤を続けました。

 

まず、毛糸を染めました。

自宅のガレージでプロパンガスを使い、大きななべで…。

材料、温度、媒染剤、全て一人で試してみて、たいへんでしたが、楽しかったです。

独自の方法を見出せたこともあります。

 

草木染めで染めた毛糸を見た友人たちは、「素敵な色ね」と言って、買ってくれました。

私は「これを仕事にしたい」と思いました。

趣味ではなく、草木染めを仕事にしていこうと決心したのです。

そして、『四季の草木染 野の花工房』を設立しました。

四季の草木染 野の花工房イメージ

今では息子の拓美、娘の陽菜をあわせた3人で『ののはな草木染アカデミー』を開講、草木染めの普及・発展に精を出しております。

 

 

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。

 

あなたにとって草木染めが身近なものとなって、心豊かな生活を送れますように。

 

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